動物園・水族館掲示板過去発言No.8000-200403-79
アゴヒゲアザラシ |
投稿日 2002年9月17日(火)10時28分 投稿者 pc.nomura
この夏、東京・多摩川や横浜の川などに姿を見せて話題をさらっているタマちゃんですが、その先輩にあたるアゴヒゲアザラシが同じように、14年前に九州に姿を見せたアゴヒゲアザラシ(雌)で「ポッポちゃん」と名付けられ、大分市の水族館で飼育されているそうです。 1988年、大分県津久見市鳩浦海岸の船着場で見つかった。当時は生後3カ月ほど。水族館に引き取られた時は全長1.3メートル、体重85キロだったが、現在は体長2メートル体重200キロにまで成長して芸を覚えてショーもこなし、今回のタマちゃんがきっかけにもなり人気赤丸上昇中とのことです。 アゴヒゲアザラシは北極海を中心に生息するが、海流の影響でたどり着いたとみられているそうです。 タマちゃんも生息していた海域に帰ることが難しいと思われるので、ホッポちゃん同様に水族館で保護してもらい、当分は獣医さんなどの診療などによって健康管理をしてもらい、引き続き水族館で新しい仲間として飼育されることが望ましいのではないかと思います。 映画スターだったシャチのKEIKOもそうですが、自然に帰すことが幸福だとは思えなかったり、困難だと予想される場合は人間によって終生飼養することも必要なことではないかと思います。 一部の動物愛護団体等からは、「捕獲して生息していた海域の群れに返すように」と意見が出ているようですが、その生息地を特定し群れに返すことが容易ではないことを考えているのだろうかと疑問も感じます。 シャチのKEIKOのように自然に帰した後で人間から邪魔者扱いされるようなことは避けてほしいものです。 タマちゃんも当分は水族館で保護してもらい、将来のことを考える時間をとることもできるはずだと思います。 |
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