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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃんTNR手術後の死につながる事故
2015年8月26日:ムクムク(川村幸治)
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元発言(facebook) いいね:124人,コメント:5件,シェア:7件(クリック)
昨日、TNR型の避妊手術を受けた猫が、手術後切開部位が解放し、内臓脱出、死に至ったブログの紹介をしたところ多くの意見やいいねを頂戴しました。
TNRで猫は死ぬ書確率が高くなる? 4
ありがとうございます。
私は、獣医師です。
ですので、いわゆる失敗例にはとても関心がある。
いかにすれば猫が死なずに死んだか。
TNR型の避妊手術の多くは、吸収糸で皮膚を縫合する。
確かに、無事に皮膚が癒合すれば体内に異物を残すことがないのであるが、猫が執拗に傷口をなめたり咬んだりすれば、吸収糸は切れる。
ただ単に皮膚の縫合部位だけが開いてしまうだけなら、そんなに問題ないが、腹壁を閉鎖している縫合糸までかみ切ってしまえば、内臓が脱出し、命に関わる。
このような事故は、昨日紹介したブログの例だけでなく、以前より時々聞く。
ただ、多くは皮膚が癒合するまでに野外に戻されるので、事故の実態が不明なだけ。
獣医からすれば、皮膚が癒合するまでに個体差があり、非常に遅い個体もある。
私が経験した例では、10日後に抜糸したが、癒合していなかった例もある。
つまり、手術後かなりの日数経過を観察しなければ、安全ではない。
しかし、TNRではこのような日数の経過観察をされているのは、少数であろう。
私は、決してTNRを否定するものではないが、猫の命は大切にすべきと考える。
健康のためなら命もかけるではないが、TNRの為なら猫が死んでもいいとすれば、それは本末転倒であろう。
一つの死亡例から学ぶことは少なくない。

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