獣医師広報板トップページ獣医師広報板管理人の独り言メニュー肉は工場で出来るわけではない
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん肉は工場で出来るわけではない
2016年3月28日:ムクムク(川村幸治)
◆「獣医師広報板管理人の独り言」利用についての注意事項
★本文記事は獣医師広報板管理人ムクムク(川村幸治)の今日の気分を文字にした物です。
★あくまでもfacebookに書いた独り言なので、どなたかとディスカッションする気持ちはありません。何らかの形でメッセージを送られても返事はいたしません。
★記載されている記事は自己責任でご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:370人,コメント:22件,シェア:6件(クリック)
昔、ドナドナという歌がありました。
育てた牛を食肉工場に連れて行く歌で当時かなり流行したと思います。
ネットを見ていても、食肉工場に運ばれる家畜の映像や殺処分自体の動画を公開している人もいる。
私は、農業高校の畜産科に入学して、自分が名前を付けて育て上げた豚を出荷したり、高校に検査員の獣医師に来てもらって殺処分したりを経験しています。
それまでは、まるで工場製品のようであった肉が、実は人の手で育て上げられた生きた動物であったこと、本当の意味で知りました。
人はこうして肉を手に入れていたんだ。
初めての殺処分の際は複雑でしたね。
逃げ出したい。
でも、頭を垂れて、冥福を祈りました。
その後は収穫の喜びです。
豚を切り分け、骨と肉を切り離す。
その日は高校内の宿舎で泊まりがけ、明くる日はハムやベーコンを作るのです。
つまり、私は子豚からハムになるまでを知っています。
小学生に豚を育てさせた映画を見ましたが、あれは教育的目的がよく分からなかった。
ペットなのか家畜なのか線引きが曖昧なのです。
あれでは、名前を付けて育てた子どもたちがかわいそうに感じました。
私は家畜として豚を育てました。
結果、ほんの少しですが、畜産業の喜び、つらさ、厳しさを経験したように思います。
それは自分の人格形成にとって、とてもいいことだったと思います。
肉を食べると言うことは、どういうことなのか、リアルに知った。
畜産科で受けた教育は、私の人生の宝物です。

元発言(facebook) いいね:205人,コメント:11件,シェア:2件(クリック)
ドナドナ第二話です。
毎日のようにアップされる「と殺」動画をみて昨日は感じることを書かせていただきましたが、多くのコメントやいいねを頂戴しました。
ありがとうございます。
私の通っていた保育園では、昼ご飯、瓶牛乳を飲める子と飲めない子がいました。
別料金だったのです。
小学校では脱脂粉乳。
肉と言えば鯨でした。
牛肉や豚肉、鶏卵、牛乳は私のような貧乏な家の子にとっては、遠い存在でした。 と殺の動画は私のように高校畜産科・獣医科大学を卒業したものでも目を背けたくなる。
でもねと思う。
実は畜産はそこで終わりではない。
その後、すべての食肉は検査員である獣医師の検査を受け、安全なものだけ市場に送られ、家庭に届く。
子どもたちの美味しいポークカレーになり、その子どもたちの血となり肉となる。
その為の畜産なのです。
と殺はその過程の一部。
その部分だけを取り出すというのは、非常に意図的で、私は畜産従事者に対する差別すら感じる。
食肉がお気に召さないのなら食べなければいい。
しかし、毎日の給食を楽しみにしている子どもたちにその感性を押しつけることはないよね。
ベジタリアンが多いとされているインドでもヒンズー教徒は牛を食わないが、十数パーセントいるイスラム教徒は食べる。
しかし、多数派のヒンズー教徒はそのことを理由にしてイスラム教徒を殺す事件が起こっている。
宗教はそんな側面があるが、日本の自称動物愛護家と言われる人の中には、宗教じみている人がいると私は感じています。
すべての流れを見ずに一部だけ取り出して強調する。
それは、卑怯だと私は思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。


我が息子のモルです。
拡大画像
画像募集中!!(無料)
画像集

◆ポスターを自由にご利用ください
★猫は飼っても産ませるな。
猫の多頭飼い崩壊予防啓蒙ポスター(pdfファイル)
★ペットを一生責任持って飼えるか、飼う前によく考えましょう。
終生飼育啓蒙ポスター(pdfファイル)
★動物病院での飼い主さんによる暴力・暴言・迷惑行為は診療を継続することが出来ません。
動物病院での暴力・暴言・迷惑行為禁止ポスター(pdfファイル)

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー
2025年2月のBest
  1. 動物愛護は絶対的正義で、社会はひれ伏すもの度チェック!!(279)
  2. SNSへのペットの亡骸写真のアップは是か非か(127)
  3. 老犬の放棄と殺処分ゼロ((100)
  4. テレビドラマ「リラの花咲くけものみち」を見て(83)
  5. 若い人の動物愛護業への(79)
  6. 大阪万博ペット同伴絶対反対(78)
  7. うつ病はただの病気(61)
  8. ワンニャン平和党の設立(59)
  9. 「愛誤」という単語(58)
  10. ドイツの狩猟法による犬猫の殺処分数(56)

◆獣医師広報板よくある質問(FAQ)

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆PC版コンテンツ利用数Best(2025年2月期)
  1. 猫のカロリー計算(9,463)
  2. 管理人の独り言(7,084)
  3. 動物よくある相談(4,280)
  4. 犬のカロリー計算(2,585)
  5. 広報板カフェ(1,676)
  6. 迷子動物、保護動物掲示板(1,294)
コンテンツ別アクセス数

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜4月7日:千葉県柏市
★〜4月20日:福岡県宗像市
★4月3日-6日:東京都江東区
★4月6日:東京都台東区
★4月6日:ハイブリッド開催,大阪府大阪市
★4月6日:東京都大田区
★4月6日:岩手県盛岡市
★4月11日:オンライン
★4月12日:オンライン
★4月12日,13日:東京都江東区
★4月13日,5月11日,6月8日,7月13日,8月3日,9月14日,10月12日,11月9日,12月14日:東京都豊島区
★4月14日-28日:オンライン
★4月17日:オンライン
★4月19日:兵庫県尼崎市
★4月19日,5月24日:東京都品川区
★4月22日:オンライン
★5月3日-5日:千葉県千葉市
★5月3日-18日:愛知県名古屋市
★5月7日:オンライン
★5月10日:東京都大田区
★5月11日:千葉県習志野市
★5月17日:愛知県長久手市
★5月17日:オンライン
★5月25日:東京都大田区
★6月6日:東京都江東区
★6月13日-15日:大阪府大阪市

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2025 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。