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昔、ドナドナという歌がありました。
育てた牛を食肉工場に連れて行く歌で当時かなり流行したと思います。
ネットを見ていても、食肉工場に運ばれる家畜の映像や殺処分自体の動画を公開している人もいる。
私は、農業高校の畜産科に入学して、自分が名前を付けて育て上げた豚を出荷したり、高校に検査員の獣医師に来てもらって殺処分したりを経験しています。
それまでは、まるで工場製品のようであった肉が、実は人の手で育て上げられた生きた動物であったこと、本当の意味で知りました。
人はこうして肉を手に入れていたんだ。
初めての殺処分の際は複雑でしたね。
逃げ出したい。
でも、頭を垂れて、冥福を祈りました。
その後は収穫の喜びです。
豚を切り分け、骨と肉を切り離す。
その日は高校内の宿舎で泊まりがけ、明くる日はハムやベーコンを作るのです。
つまり、私は子豚からハムになるまでを知っています。
小学生に豚を育てさせた映画を見ましたが、あれは教育的目的がよく分からなかった。
ペットなのか家畜なのか線引きが曖昧なのです。
あれでは、名前を付けて育てた子どもたちがかわいそうに感じました。
私は家畜として豚を育てました。
結果、ほんの少しですが、畜産業の喜び、つらさ、厳しさを経験したように思います。
それは自分の人格形成にとって、とてもいいことだったと思います。
肉を食べると言うことは、どういうことなのか、リアルに知った。
畜産科で受けた教育は、私の人生の宝物です。
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ドナドナ第二話です。
毎日のようにアップされる「と殺」動画をみて昨日は感じることを書かせていただきましたが、多くのコメントやいいねを頂戴しました。
ありがとうございます。
私の通っていた保育園では、昼ご飯、瓶牛乳を飲める子と飲めない子がいました。
別料金だったのです。
小学校では脱脂粉乳。
肉と言えば鯨でした。
牛肉や豚肉、鶏卵、牛乳は私のような貧乏な家の子にとっては、遠い存在でした。
と殺の動画は私のように高校畜産科・獣医科大学を卒業したものでも目を背けたくなる。
でもねと思う。
実は畜産はそこで終わりではない。
その後、すべての食肉は検査員である獣医師の検査を受け、安全なものだけ市場に送られ、家庭に届く。
子どもたちの美味しいポークカレーになり、その子どもたちの血となり肉となる。
その為の畜産なのです。
と殺はその過程の一部。
その部分だけを取り出すというのは、非常に意図的で、私は畜産従事者に対する差別すら感じる。
食肉がお気に召さないのなら食べなければいい。
しかし、毎日の給食を楽しみにしている子どもたちにその感性を押しつけることはないよね。
ベジタリアンが多いとされているインドでもヒンズー教徒は牛を食わないが、十数パーセントいるイスラム教徒は食べる。
しかし、多数派のヒンズー教徒はそのことを理由にしてイスラム教徒を殺す事件が起こっている。
宗教はそんな側面があるが、日本の自称動物愛護家と言われる人の中には、宗教じみている人がいると私は感じています。
すべての流れを見ずに一部だけ取り出して強調する。
それは、卑怯だと私は思います。
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