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2016年6月23日:ムクムク(川村幸治)
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元発言(facebook) いいね:315人,コメント:17件,シェア:9件(クリック)
医療訴訟についての話題が続きましたので、私感です。
ミスをしない人間はいないと思います。
私も仕事上、大小のミスをやらかします。
自分でも困っているのは、カルテの収納間違い。
カルテ番号で管理しているのですが、13215のカルテを12215の場所に収納してしまう。
場合によっては、全カルテ箱をひっくり返して、カルテ探しとなります。
冷蔵庫は作業場には一つです。
同じ冷蔵庫にインシュリンと狂犬病のワクチンが収納されています。
もし、狂犬病ワクチンのつもりでインシュリンを注射したら最悪の事態も想定されます。
ですので、ワクチンを冷蔵庫から出した場合は、「ハイ狂犬病のワクチンです。」
「製造番号は116番」(カルテに記入する)、「注射器は1ml」、「ハイ、規定量の1ml吸引しました。」と口に出して確認します。
この声は、胸ポケットのボイスレコーダーに記録して、毎日保存しております。
私くらいの年齢になると、うっかりもありますので、防げるミスは防ごうと頑張っています。
こんなことをするようになったのは、ある出来事があったからです。
週に一回浣腸をする猫が来院した際に、助手である奥さんが用意した浣腸液の瓶はグリセリンではなくオキシドールでした。
外装がそっくりだったのです。
私が気がついたから、事故になりませんでしたが、それからは浣腸液は声出し二人で確認をし、ボイスレコーダーに点呼を記録しております。
ミスはゼロにはできないと思いますが、ミスをしない努力はすべきだと考えています。
ミスと違った意味でのトラブルも獣医業界には増えていると思います。
私の個人サイト獣医師広報板で医療問題がよく書き込まれる意見交換掲示板では以下のようなのがありました。
飼い主は猫のぐわいが悪いので動物病院に連れてきた。
獣医師は一目で呼吸困難と判断して原因を調べるべくレントゲン検査をした。
しかし、レントゲン検査の保定の段階で猫は死亡してしまった。
飼い主はちょっと元気がないくらいの気持ちで連れてきたのに、押さえつけられて死んだと主張する。
このようなトラブルはミスとは違った次元の問題と考えています。
治療中の骨折などもミスと言うよりトラブルと表現する方がいいかもしれません。
このようなトラブルが獣医師の敗訴になっていくと、必要な検査や治療を控えていく傾向になります。
いわゆる萎縮医療です。
私なども、昔は自分で当然のように行っていた医療行為も、大きな病院に紹介するようになってきております。
それが、飼い主さんにも動物にも幸せならいいのですが、なんだか杓子定規で私はそれも気に入ってはおりませんが、動物病院の経営者にとって、自分を守ることも必要になってきており、仕方なく行っております。
もう獣医師になって40年近くになりますが、最近は説明の上の承諾書取りなどちょっと大変です。
そんな傾向は今後ますますひどくなり、若い獣医さんたちは大変になってくるんじゃないかと心配しております。

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