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2017年4月7日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:454人,コメント:70件,シェア:1件(クリック)
エリア外の飼い主さんが来られました。
そのような場合、受付でうちの奥さんが紹介者などを聞くのですが、うちまで来られた理由は以下でした。
「私が通っていた動物病院、どんどん大きくなり、どんどん綺麗になり、どんどん高くなってしまいました。」
なんとなく納得してしまいました。(笑)

元発言(facebook) いいね:291人,コメント:8件,シェア:4件(クリック)
昨日、ペットの診療費について書きましたが、誤解があってはいけないので、第二話です。
人の医療は、最前線である町の医院と高度な診療を受け持つ大学病院など大規模医療機関とで成り立っています。
動物の場合、私が獣医師になった頃は何でも屋。
結膜炎から帝王切開までこなす。
そんな状況でしたが、最近では2つの方向性があるように考えています。
一つはそれぞれの獣医師が専門性を持つ。
例えば、心臓病に詳しいとか、骨折の治療のスペシャリストであるとか。
もう一つは、高度医療に特化したセンター病院。
そのような動物病院の誕生で、今まで治療できなかった疾病も対処できるようになったのですが、どうしても治療費は高額になりがちです。
セミナーに出席し、高額な専門書を購入し、高価な医療機器もそろえなければならないからです。
では、私などはいわゆる町医者。
予防を中心に、あまり重くない病気を治療し、高度医療が必要な場合は適切な病院に紹介する。
このような施設は、かかりやすい費用の病院が多いと思います。
ですので、高いからどうの、安いからどうのではなく、飼い主さん側も使い分けが必要なのだと考えています。
人で、軽い体調不良で大学病院に行く人が増えて、大学病院が麻痺し、現在では紹介状のない患者さんは初診料が高額になっています。
これによって、まず町の医院で見てもらって、それから高度医療と言う流れが人では出来ております。
獣医医療はまだ発展途上かな。
値段の問題も含め、いろいろと問題がある状況だと考えています。

元発言(facebook) いいね:423人,コメント:8件,シェア:3件(クリック)
獣医医療の町医者とセンター的動物医療機関の第三話です。
土曜日にかなり状態の悪い猫が来ました。
急激に症状が発症し、呼吸困難がある。
私は飼い主さんに地域のセンター病院に行かれるか、いわゆる町医者である私の病院で診させていただくか、飼い主さんと相談しました。
飼い主さんは私の説明を聞き、とりあえず私の検査診断を受けたいと希望されましたので、レントゲン検査と血液検査を行いました。
私の診断は、血液の癌の疑いが濃厚。
そこでまた飼い主さんと相談しました。
うちでは確定診断を行ったとしても、治療の用意はない。
飼い主さんが先進的な治療を望まれるのなら、センター病院に行かれることをお薦めしました。
飼い主さんは私のすすめでセンター病院に行かれたのですが、戻ってこられました。
やはり、血液の癌の疑いが濃厚であるとの診断を受けたが、抗がん剤などの治療を受けたくないと相談を受けました。
私は、それならうちで症状の軽減を目指した治療を受けられることを提案し、飼い主さんと合意しました。
そうです、飼い主さんは、センター病院をセカンドオピニオンとして利用し、かわいがっている猫の症状を理解し、今後の方針を決められたのです。
このように私は地域のセンター的病院を利用しています。
実は、先方も私が鳥類の疾病に興味があることを知っていて、患者さんの紹介受けています。
つまり、win winの関係ですが、私はもっとも利益を得ているのは飼い主さんだと考えています。
その地域で動物や症状でベターな医療を受けられる。
いいことだと考えています。

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