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先日、仕事中に全身の力が抜けてしまうことがありました。
初めて来られる飼い主さんで、動物愛護団体から犬の譲渡を受けたという。
弱っているように思うので、健康診断がてら診て欲しいという。
歯石や歯槽膿漏の様子では、譲渡の歳に言われた年齢より高齢に思えた。
そして、雌犬であったが種をまいたように多数の乳房腫瘍があった。
臭いおりものがあり、子宮蓄膿症と診断した。
さて、何から説明していいのか、私は脱力してしまったのである。
連れてきた飼い主さんにはなんの責任もない。
しかる理由はない。
状況は迫っていて、手術が必要で、多額の治療費が予想されることを説明した。
飼い主さんは、痛みを抑える療法を希望されたのでその通りした。
何度か薬を出した後来られなくなった。
事件はそれだけであるが、しばらく忘れられない後味の悪い想い出になりそうである。
一番悪いのは誰だろう。
私だという人もいるだろうけどそれは置いといて真面目に考えてみた。
私は、この歳になるまで犬を飼われていた元の飼い主さんが問題だと思う。
なぜ捨てたのか。
最後まで飼うべきでないか。
経済的な理由があったとしても、飼い続けることはできたように思うのだが。
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ずいぶん前であるが、秋篠宮様ご一家の家族写真が公開され、その写真の中央に犬が収まっていた。
若くて利口そうで健康そうな犬に見えた。
その犬は保護犬で、秋篠宮様ご一家が引き取ったと書かれていた。
ご一家は幸せそうに見えた。
一昨日、引き取った犬が来院したケースを紹介した。
口腔内は平均寿命程度まで一切口腔内ケアーを受けたことのない様子の歯石と歯槽膿漏で、複数箇所に乳房腫瘍があり、子宮蓄膿症であった。
私の説明を受けた飼い主さんは困られていた。
同じように動物愛護団体から動物を引き取ってもこのような差がある現実がある。
私は以前譲渡に向かない動物があると書いたことがある。
一部猛烈な反発があったがまた書きます。
私は、譲渡に向かない犬猫がいると考えています。
1.咬傷事故(人に対し・他の動物に対して)をおこした動物。
2.治らない病気ないしは治療に多額の費用が発生する可能性のある動物。
これらの動物の譲渡には慎重になり、譲渡の際にはかなりの説明が必要と考えています。
殺処分ゼロにこだわる気持ちは分からないでもないが、譲渡先の立場になって考えないと譲渡活動の先はくらい。
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