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捕獲器を貸し出しました。
初めて捕獲器を使う人のために、操作する順に番号シールを貼っています。
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捕まった野外猫は雌でした。
捕まえる人も雄雌が分からず連れてくることが多いのですが、この子は触れたのかメスだと事前に連絡がありました。
鎮静剤をかけて触診するとかなりお腹が大きい。
手術の準備も完了し、猫も鎮静剤で眠っている、この段階で否応ない。
手術しました。
あと一週間くらいで出産の胎児が5匹。
生まれても誰も喜ぶこともない。
卵巣と妊娠子宮を取り出しました。
費用は普通の避妊手術代。
今夜は一杯飲んで、全てを忘れます。
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昨夜、ＴＮＲ（野外猫を捕まえて、避妊・去勢手術をして、放つ）をした話をアップしました。
その続きです。
捕まえた猫はまず鎮静剤を網越しに注射します。
あまり暴れない猫もいれば、暴れまくりなかなか注射できない猫もいます。
鎮静剤が効果を現せば猫は触れるようになります。
通常はこの段階で雄か雌か分かるわけです。
雌猫で妊娠中の猫は、鎮静剤が効いた段階では子宮の中の胎児は盛んに動いています。
それは別にエコーで見るまでも無く、お腹の形がゴニョゴニョ変化するので分かります。
猫にガス麻酔を施します。
ガス麻酔で猫が寝た段階で、昨夜の胎児は動かなくなりました。
この段階でメスを入れ、卵巣と妊娠子宮を摘出しました。
摘出した子宮は、私は一切見ません。
友人の病院で摘出された子宮が動き出し、見てられなくなった動物看護師が院長に子宮から胎児を出すように懇願し、院長がその通りし、看護師が育てたことがあります。
動物管理に伴う殺処分は悪、ＴＮＲは正義と主張される方がいます。
実態を獣医師が知らせないから言えるのかな。
どちらも殺される命にとっては同じです。
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