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獣医師の安楽死の方法に、いわゆる麻酔をかけて意識を消失 させ、その後死に至る薬剤を投与すればいいという意見があった。
確かに開業獣医師は、何種類かの麻酔法や静脈確保になれている。
ただ問題は、まだ目が開いていない子猫やかみ癖のある大型犬の殺処分をどうするかなのです。
というのは、動物管理の現場ではそのような動物に対して殺処分を行うから。
目が開いていない子猫では、腹腔内注射がしやすい。
また、かみ癖のある大型犬をかなりの力持ちが保定して静脈注射したとして、その動物は恐怖で大暴れするだろう。(これを安楽死というのは難しい)
これなども腹腔内注射か、事前に睡眠薬投与による意識を消失後、死にいたる処置が適切だと思う。
町の開業医はいわゆる麻酔をかけて意識を消失 させ、その後死に至る薬剤を投与するのは有効だと思う。
動物管理の現場は同じことは出来ないので、注射であるならば基本腹腔内注射が中心になると思う。
その場合、入手出来なくなったペントバルビタールの代替えとして、セコバルビタールに期待しています。
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昨日、動物管理上の安楽死と動物病院の安楽死は少し違うと書きましたが、その理由をもう少し説明しておきます。
一言で言えば、動物の体格や元気さが違うと言えるかもしれません。
動物病院では、治療困難動物や、明らかにコントロール出来ない苦痛を訴えている動物が安楽死の対象になります。
このような動物は元気がありませんし、大きさが小型犬の成犬から大型犬の成犬程度、中心は猫や小型犬となります。
このような動物に麻酔は容易だし、血管確保も容易です。
麻酔をかけておいて死にいたる処置も容易です。
動物管理センターなどでは、一番多いケースは目も空かないような子猫。
この場合は、血管確保は容易ではありません。
腹腔内注射が適切だと思いますし、腹腔内注射を前提とした薬剤が適切でしょう。
また、咬傷事件をおこした大型犬も想定されますが、これを力づくで押さえ込んで静脈確保して麻酔を施すのは、私は安楽死とは思えない。
犬は恐怖で大暴れするからです。
この場合は、事前に睡眠薬投与するとかの方法も採れますし、麻酔銃や吹き矢による麻酔も使えるでしょう。
このように、一言で安楽死と言っても、動物病院と動物管理センターではケースが違う。
おのずとして、方法も違う。
感情的に同じ方法を全てのケースに適応するのではなく、動物に恐怖を与えにくく、担当する術者の安全を前提とした方法がとらられべきで、そういう意味では動物管理センターでの安楽死は現場に即した方法であり、外野の感情論は排除すべきモノだと考えています。
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