獣医師広報板トップページ獣医師広報板管理人の独り言メニューさかがみ家スタッフが小学校で特別授業する光景に視聴者困惑
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃんさかがみ家スタッフが小学校で特別授業する光景に視聴者困惑
2023年5月7日:ムクムク(川村幸治)
◆「獣医師広報板管理人の独り言」利用についての注意事項
★本文記事は獣医師広報板管理人ムクムク(川村幸治)の今日の気分を文字にした物です。
★あくまでもfacebookに書いた独り言なので、どなたかとディスカッションする気持ちはありません。何らかの形でメッセージを送られても返事はいたしません。
★記載されている記事は自己責任でご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:115人,コメント:13件,シェア:3件(クリック)
昨日、以下のようなニュースが流れた。
『坂上どうぶつ王国』さかがみ家スタッフが小学校で特別授業する光景に視聴者困惑「子供ドン引きしてる」
保護動物の扱い方を指導したそうなのだが、子供に犬猫保護の方法を教えるつもりだったのか。
今の日本では衰弱している野外猫に手を出し、咬まれると重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染する危険性がある。
ペットからSFTSウイルスに感染し, SFTSを発症した事例報告
私は町の獣医師であるが、弱っている犬猫には絶対に咬まれることがあってはいけないから注意して、まずは行政に任せるべきだと指導している。
私たち獣医師も、命の危険がありますから感染防御の態勢がなければうかつに触れない。
今の状況はいかにも病気の犬猫に何も考えずに手を出していいとも考えない。
注意して、対応すべきだろう。
テレビ局を含めマスコミは動物に関することを扱う際は獣医師などの専門家の意見をまず聞いてほしい。
いわゆる町の動物愛護家レベルの意見をそのままメディア、特に子供に流すのは危険である。

●熊谷 大二郎さんのコメント
動物病院での感染対策も十分におこなうことは難しいと思っています。
素性の分からない猫の診療を断る動物病院もあると聞いてます。
個人的にも、どのように対応するのが正解なのか分かっていません。
防護服を着て、診察されている先生とかいらっしゃるのでしょうか?またスタッフの安全はどのように確保されているのでしょうか?

●川村幸治(管理人本人)のコメント
私の個人サイト獣医師広報板のFAQでもまず咬まれないように指導しています。 迷子犬の保護について
子供に知らない動物に手を出させるテレビ局というのは神経を疑います。

●川村幸治(管理人本人)のコメント
フジテレビの意見フォームに以下の文章を送っておきました。
ーーーーーーー私は大阪市で犬猫病院を開業している獣医師の川村と申します。
ニュースで『坂上どうぶつ王国』さかがみ家スタッフが小学校で特別授業する光景に視聴者困惑「子供ドン引きしてる」と言うのを見ました。
現在、野外動物はマダニが媒介するSFTSという感染症が流行しています。
野外猫を保護しようとして咬まれて死亡者が出た例も数年前にありました。
とても、子供が野外動物に手を出していい状況ではありません。
意見は以下にまとめておきました。
さかがみ家スタッフが小学校で特別授業する光景に視聴者困惑
是非、番組で子供に野外動物に手を出さないように放送し直してください。
子供の命を守る為にお願いします。

元発言(facebook) いいね:116人,コメント:7件,シェア:1件(クリック)
今朝、フジテレビのサイトから坂上どうぶつ王国の子供たちの動物保護授業放送に対する意見を送っておきました。
『坂上どうぶつ王国』さかがみ家スタッフが小学校で特別授業する光景に視聴者困惑「子供ドン引きしてる」
保護動物の扱い方を指導したそうなのだが、子供に犬猫保護の方法を教えるつもりだったのか。
今の日本では衰弱している野外猫に手を出し、咬まれると重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染する危険性がある。
https://www.facebook.com/koji.kawamura.33/posts/pfbid07JEhwvziZTwAYRaP8akg1wjYd71h91KtBE9GgAXFik9X1NhCL6Jh1za2E398gxJUl
こんなことするからヒステリックだと言われるのだと思います。
しかし、このまま社会が動物愛護バカになっていくのを見過ごすのはどうかと思う。
子供に野外の動物に手を出させるのは、子供の生命を含む危険があることで、絶対に安易に行わせてはならない。
なんと言われても、私はこのようなケースは当事者に意見を言わせてもらう。

●熊谷 大二郎さんのコメント
最近のテレビ番組の内容には酷いものが多いですが、ちゃんと意見を言うという姿勢は私も見習わなければいけないと思っています。
ところで、野外の動物を発見した場合、どのようにするのが正しいのでしょうか?
やっぱり行政でしょうか?ただ、行政の法律に基づいた対応も個人的にはどうかと思います。保健所、警察、役所、、、たらい回しにされることもあります。また、行政の人も、テレビ番組やネットの情報に影響されているケースを少なからず体験しています。個人的な体験で恐縮ですが、「動物病院に連れていけ」と丸投げされたこともあります。その際に感染症対策に関する適切なアドバイスは皆無でした。
専門家である獣医に対応を依頼するべきなのかもしれませんが、これまた十分に対処できるとは思いません。
かと言って、見て見ぬふりをすすめるのもどうかと思います。

●川村幸治(管理人本人)のコメント
やっぱり、行政に連絡して対応してもらうべきでしょう。
民間は通常野外動物を捕獲する権利を有しませんから。

●熊谷 大二郎さんのコメント
やはりそれが妥当なところなんでしょうね。
しかし、本来は公衆衛生を担う厚生省管轄の保健所ですが、最近は動物愛護行政に偏っているというかノイジーマイノリティに気を遣いすぎているような気がしなくもありません。行政組織が、公衆衛生と動物愛護をごちゃまぜにしてしまっているというか、そもそも愛護センターもありますが、保健所のような公衆衛生の部署がが動物愛護行政を担うのがおかしいのかもしれません。

元発言(facebook) いいね:105人,コメント:4件,シェア:1件(クリック)
野外で出会った元気 or 弱っている動物を保護 or 捕獲出来るか?
全くケースバイケースでしょうね。
最近の例では矢が刺さった猫は、何度か失敗したと聞いている。
子供に保護する方法を教える事が出来るかと言えば、私には出来ない。
だって、永年犬猫に関わってきた小動物臨床獣医師であってもむやみに野外動物に手を出さない。
準備と観察、経験と技術がいる。
まして、絶対に咬まれたらいけない。
咬まれたらカプトサイトファーガによる敗血症の恐れがあるし、SFTSは死亡することもある。
たまたま捕獲できて、動物病院に来て大暴れ。
私(獣医師)は手がズタズタなんてことも経験している。
余程、保護 or 捕獲は準備と技がある人物がやるべきだし、その後の治療についてもスタッフなど準備がないと危ない。
まして、子供に保護 or 捕獲を試みさせるのは、子供の健康に関わる。
場合によっては怪我だけではすまない。
マスコミは獣医師や専門家の意見を聞いてから企画を作ってほしいです。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。


頑張るランチュウ(金魚観)
画像募集中!!(無料)
画像集

◆獣医師広報板の主張

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー
2024年11月のBest
  1. 保護動物の移譲は所有権の完全譲渡が私の理想(564)
  2. SNSへのペットの亡骸写真のアップは是か非か(143)
  3. 大阪万博ペット同伴絶対反対(84)
  4. 一部の動物愛護家が行う恫喝・嫌がらせ(80)
  5. クリーンハンズの原則とは(53)

◆獣医師広報板よくある質問(FAQ)

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆PC版コンテンツ利用数Best(2024年11月期)
  1. 管理人の独り言(6,214)
  2. 猫のカロリー計算(4,002)
  3. 動物よくある相談(3,484)
  4. 犬のカロリー計算(2,590)
  5. 広報板カフェ(1,498)
  6. 迷子動物、保護動物掲示板(1,482)
コンテンツ別アクセス数

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜12月23日:オンライン
★〜12月25日:神奈川県横浜市
★〜2025年1月11日:東京都港区
★〜2025年1月13日:福岡県福岡市
★〜2025年2月24日:東京都台東区
★12月21日:栃木県宇都宮市,千葉県松戸市,愛知県名古屋市・12月22日:島根県出雲市
★12月21日,2025年1月11日,12日,13日,3月1日:オンライン
★12月22日:新潟県新潟市
★12月23日:オンライン
★12月28日-2025年1月19日:東京都台東区
★2025年1月11日,12日:大阪府大東市
★2025年1月11日-13日:神奈川県横浜市
★2025年1月11日-13日:東京都千代田区
★2025年1月12日,2月9日,3月9日,4月13日,5月11日,6月8日,7月13日,8月3日,9月14日,10月12日,11月9日,12月14日:東京都豊島区
★2025年1月14日-28日:オンライン
★2025年1月16日-23日:オンライン
★2025年1月18日:北海道江別市
★2025年1月24日:オンライン
★2025年1月24日-2月24日:東京都台東区
★2025年1月26日:神奈川県厚木市
★2025年1月26日:宮崎県延岡市
★2025年1月26日:宮城県仙台市
★2025年2月19日-3月16日:東京都文京区
★2025年2月22日-23日:東京都武蔵野市
★2025年3月8日-9日:東京都世田谷区
★2025年3月30日:愛媛県伊予郡
★2025年4月3日-6日:東京都江東区
★2025年4月6日:東京都台東区
★2025年5月3日-5日:千葉県千葉市

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。