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TNRで猫が減るという。
では、いつになったらTNRはなくなるのでしょうか。
それとも、なくなることを前提としていない活動なのでしょうか。
TNRに依存している団体、獣医師、愛護家がいるように感じています。
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TNRの話の続きです。
私が獣医師として開業し始めた頃はTNRはなかったです。
で、何か問題があったかというと特に何も無かった。
ノラ猫はいました。
で、一生懸命魚を与えているおばさんはいました。
当時まだキャットフードも普及途中でしたから。
ですので、当時猫の避妊手術すると黄色脂肪腫の症例が少なくなかったです。
キャットフードが普及し始めて起こったのは尿道閉塞でした。
動物愛護家はいらっしゃいました。
当時お付き合いがあった愛護家の皆さんは人情家。
お互い人間として尊重できる人たちでした。
何よりも人間関係を大事にしていました。
ですので、気持ちよく協力できた。
間違っても、協力するのは当たり前という感じはなかったです。
でも、お互い絶対的にお金がなかった。
日本はまだ貧しかった。
私が付き合っていた当時の町の愛護家は、本当に身銭を削ってされていました。
もちろん、猫に募金なんて聞いたこともなかったです。
人が生きていくのに一生懸命でしたから。
私も、うちに来る愛護家も苦しい中で協力し合うという状態でしたが、本当にいい人たちだったので、今も記憶にお一人お一人が残っています。
その後日本は豊かになりました。
社会がずいぶん変わったように思います。
先日、当時の愛護家のお嬢さんが猫を連れてこられました。
お母さんの話で花が咲きました。(笑)
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