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私が獣医師になった頃の動物専用薬って本当に限られていました。
狂犬病やジステンパーのワクチンや毎日飲むフィラリアの予防薬、あと虫下しくらいだったかなー。
本当に少なくて、治療は人体薬を体重にあわせて投与していました。
海外からの講師セミナーで、だんだん動物専用薬が発売され、同じ薬品でも動物専用薬ではなく人体薬を使用して訴訟になった場合、100%獣医師の負けと聞いたことがあります。
裁判では、動物専用薬があるのに使わなかったら責任を問われると言われていました。
日本も動物の医療訴訟が目立つ。
子宮蓄膿症で腎不全で死亡した責任を問われる裁判もあった。
私の若い頃、子宮蓄膿症って腎不全との戦いだったんですが、100%克服しなければ獣医師の責任なんだろうか。
何にしても、動物専用薬や犬猫限定薬が存在する場合は、そちらを使った方が日本でもいいのかな。
トラブルになれば足の引っ張り合いになりますから。
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