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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん保護動物シェルターの健全管理と安楽死
2024年12月19日:ムクムク(川村幸治)
◆「獣医師広報板管理人の独り言」利用についての注意事項
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◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:38人,コメント:12件,シェア:4件(クリック)
人と動物の共生センターの奥田 順之代表の意見動画を見た。
https://www.facebook.com/reel/1251068726128163
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シェルターの環境悪化は問題になっており、その原因が殺処分ゼロのスローガンの実践とすれば、一体殺処分ゼロとはなんなのだろうと思う。
すべての動物が譲渡に向いているわけではない。
そのような動物もシェルター内で飼育しなければならないとすれば、余程余裕のある施設以外は破綻するだろう。
動物愛護マスコミは安易に殺処分ゼロの言葉を風潮する。
まるで絶対的な正義のように。
しかし、苦しむのは動物である。
適切な殺処分も組み合わせることによって、愛護活動もうまく行く。
私はそう考えています。

元発言(facebook) いいね:30人,コメント:0件,シェア:3件(クリック)
昨日、人と動物の共生センターの奥田 順之代表のご意見を紹介したところ、いろんなコメントが付いた。
ノーキルを支持されるコメントもあった。
以下は世界最大規模の動物愛護団体と言えるPETAについてのwikiからの転載である。
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動物の安楽死
The Virginia Department of Agriculture and Consumer Services(VDACS)の2012年の調査によれば、90%近くが PETA のアニマルシェルター(英語版)(捨てられた動物や迷子になった動物たちを一時的に預かる施設)で安楽死されているという[193]。2012年に保護した犬や猫1843頭のうち、1647頭は安楽死処分となった[194]。また、1998年以来、31,190頭の動物が 安楽死された[195]。

2008年、ファーストフード、食肉産業などに支援される非営利法人消費者自由センター(CCF)は バージニア州農業消費者サービス局(VDACS) に PETA の区分を屠殺場とするよう要請した。CCF はプレスリリースで「新しい飼い主を探すために引き取られたほとんど全ての動物が殺されていることは、2006年に PETA 自身が提出した公式報告により明らかである」と述べている[196]。2012年に VDACS の広報官は「PETA は他の団体と違い何でもかんでも受け入れてしまう。PETA はアニマルシェルターというよりも安楽死病院と見ている」と述べた[197]。People Eating Tasty Animals(英語版)もまたPETAの安楽死を問題視している[198]。

いっぽうで、犬や猫の安楽死を認めないノーキル運動(no-kill movement)には、多くの動物保護団体が反対している。

世界小動物獣医師会、世界動物保護協会、英国王立動物虐待防止協会らからなるINTERNATIONAL COMPANION ANIMAL MANAGEMENTCOALITION (国際コンパニオン・アニマル管理連合)は「人道的な犬の個体数管理に関するガイダンス」を出しており、その中で「病気であったり、負傷していたり、攻撃性などの重大な問題行動がある場合、安楽死が最善の選択である場合もある。新しい引き取り手が見つからない場合、重篤な苦痛を与えずに長期間犬に犬舎生活をさせることは困難、かつ多額の費用がかかるため、動物福祉の観点から、長期間の犬舎生活よりも安楽死のほうが好ましい場合もある。」としている。

PETAもまたノーキル運動に反対しており、安楽死を行わずに生かすことが、動物たちにとって殺されるよりもひどい場合があるとしている[199]。PETA は野良猫が猫エイズや猫白血病ウイルス(英語版)などの伝染病にかかって苦しむよりは、安楽死させることが思いやりのある行動だと主張する[200]。2014年に PETA は安楽死させたものは年老いていたり、病気を持っていたり、攻撃的だったりする引取り手が見つからない動物たちだったと報告した[201]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%80%AB%E7%90%86%E7%9A%84%E6%89%B1%E3%81%84%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%85%E3%81%AE%E4%BC%9A
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何でも引き受ければ、譲渡に向かない動物もいる。
そのままではシェルター環境は悪化する。
私は、何でも引き受けるのであれば安楽死も当然だと考えている。
ノーキルシェルターでは、ノーキルを標榜するあまりシェルター環境を重視しない団体もある。
それはいかがなものかなと思う。
保護動物には譲渡に向かない動物もいる。
そのままではシェルターは限度を超えるのではないか。
ドイツのティアハイムでも安楽死はおこなわれている。
以下はドイツのティアハイム説明サイトからの転載である。
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9割を超える譲渡率
年間で1万頭以上の動物を引取っているということだが、譲渡率はなんと9割を超えるそうだ(中日新聞記事より)。日本の返還・譲渡率も年々高まっているものの、その直近の数値(2015年、犬63.5%/猫25.6%、殺処分のデータ記事より)と比べても、はるかに高い割合で引取った動物を譲渡していることになる。

とは言っても、ティアハイム・ベルリンの譲渡基準が甘いということではない。ティアハイム・ベルリンでは、施設の犬猫を引取る際に飼育環境等の審査を設けている。例えば、希望者は「1日に8時間以上仕事で家を留守にしないか」や「家族の中で動物が嫌いな人がいないか」といった家族構成・住居環境・勤務時間等に関する質問をされる。ちなみに、8時間以上家を留守にする場合や家族の中で動物が嫌いな人が1人でもいる場合は、犬や猫を引取ることができない。こうした条件を設けることによって、安易な譲渡が起こるのを防いでいるのだ。

また、例えば猫舎には元野良猫の楝を含めて多種多様な猫が開放的にケージで飼われており、見るだけでも楽しむことができる。引取りのみならず、ただ動物を見に来る人たちが増えれば施設に訪れる人数が増え、少なからず譲渡数にも良い影響がありそうだ。さらに、各猫のケージには名前や誕生日、保護された理由等が書かれた自己紹介カードが貼られている。これによって、すぐそこにいる猫の名前や背景を通して親近感が湧き、最終的には譲渡にまで繋がっているのかもしれない。

ドイツ動物保護連盟は、ティアハイムの運営において「基本的には殺処分をしてはならない」という指針を定めている。ただし、必ずしも動物を殺さないということではなく、動物福祉の観点から、治る見込みがないケガや病気に動物が苦しんでいる場合は殺処分(=安楽死)が必須であるとも定めている。安楽死をするか否かは獣医師が判断しており、こうした点は神奈川県動物保護センターにも共通するところがある。
https://pedge.jp/reports/tierheim/
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