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アビス 完全版 |
1993年 アメリカ
<監督>ジェームズ・キャメロン
<キャスト>エド・ハリス , メアリー・エリザベス・マストラントニオ , マイケル・ビーン
<ストーリー>
アメリカの原子力潜水艦が、原因不明の事故で沈没した。乗組員救助のために、近くの、民間の海底油田採掘用住居、ディープコアが、アメリカ海軍のダイバーの基地とされた。救助作業中に、クルー達は、謎の生物を目撃するが、折悪しく、接近していたハリケーンのため、海上との連絡が途絶えてしまう・・・。
<感想>
1989年に製作された「アビス」のオリジナル完全版です。171分の大作ですが、見応え十分で、途中で飽きることは、ありませんでした。
何しろ、色々な話が、複合的に起こって、大変なんです。
海底にいるクルー達にとっては、最悪の事態の連続。よくまあ、これだけのことが起こって、また、それに、人々がよく耐えられるなぁと、驚きつつ見ていました(^^)。
舞台が海底ということで、通常とは、違う世界。これは、宇宙空間ともよく似ています。何が起こるか、何がいるのか、分からない暗闇の世界。
クルー達は、まさしく宇宙服のような潜水服を着て、海中に出て行きます。
そして、なんと、謎の生物=エイリアンも出てくるのです。これがまた、美しい〜〜。最近、よく見る、海洋ドキュメンタリー番組などに出てくる深海の生物そのものです。
そして、その生物が、ディープコアの中に入ってくるシーン、そう、あのろくろっ首のような姿!!これは、既視感がありました。ということは、実は私、この映画を見たことがあったのかも・・・?!(^^;。
新開発の液体酸素っていうのもありました。これが、苦しそうで、私まで、失神しそうになりました(^^;。潜水ヘルメットの中に、液体酸素が注入されるのですが、実際、それで、息が出来るわけもなく、それなのに、深呼吸をしているように演技するのって、大変そうで、想像しただけで、息苦しくなってしまったのでした(^^;。
ラストには、エイリアンの意図することが分かるのですが、なんだかそこら辺は、突然、映画的にチープになってしまって、残念でしたが、彼らの言うこと=この映画のテーマは、よく、分かりました。でも、こんなにはっきりと説明しなくても・・・と、思ったのは、私だけでしょうかねぇ(^^;。
主役は、驚きのエド・ハリスでしたが、不仲の妻との関係がとてもよく分かって、良かったですね〜。指輪をトイレから拾い上げる所なんて、妻への愛情と、男のブライドが相まって、なかなかいいシーンでした。
あとの出演者は、あまり知っている人がいないなと思っていたら、なんと、castの中に、マイケル・ビーンの名前が!!なんとなんと、悪役のコフィ大尉は、マイケル・ビーンだったんですね〜。ヒゲが生えていたので、不覚にも、全く気づきませんでした(^^;。まだまだ、未熟ですねぇ、私(T_T)。(2007,04,01)
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