亜人　　　　　　 ２０１７年　日本 アクション・サスペンス・SF　　　 ＜監督＞本広克行 ＜キャスト＞佐藤健, 玉山鉄二 , 浜辺美波, 吉行和子, 綾野剛 ＜ストーリー＞ 研修医の永井圭（佐藤健）は、ある日、交通事故に遭って死亡するが、その後すぐに生き返り、決して死なない”亜人”であることが発覚する。圭は、捕らえられ、亜人の特異さから繰り返し人体実験を施されてしまう・・・。 ＜感想＞ 亜人とは、決して死なず、怪我をしても一度死ねばまた完璧な姿に戻る新種の人類です。 成る程、何回もやり直しが出来ることから、人体実験の対象とされてしまう、しかも痛みは、普通に感じるのですから、悲惨の一言です。 そんな亜人が人間に半旗を翻すのは、当然のことでしょう。 何しろ、彼らは、人間と違って、死なないのですから強いはず！ また、亜人によって出現する不可解な”幽霊”の存在も特徴的でした。 幽霊の訓練が後になって実を結ぶところも、ニヤリとさせられるのでした。 原作は、桜井画門の大ヒット・コミックスだそうで、映画に没入できるかどうかは、この設定を受け入れられるかどうかにかかっているような気がします。 私は、上手くはまりましたが、それでも、人間の戦い方には、途中から疑問が沸き、一気に面白さが半減してしまいました。 亜人は死なないのだから、普通の戦いでは意味がなく、ひたすら麻酔銃で戦うべきでしょうが・・・。 キャストは、驚くほどの豪華さでした。 主演の佐藤健は、なにしろgood。かっこいいです・ 共演の綾野剛も、復讐に燃える亜人を狂気混じりに演じていてよかったです。 人間がもっとお利口さんに戦えるのなら、続編があってもいいかな。(2023,04,23)