オールウェイズ　　　　　　 １９８９年　アメリカ　（ALWAYS） ファンタジー・ロマンス　　　 ＜監督＞スティーヴン・スピルバーグ ＜キャスト＞リチャード・ドレイファス , ホリー・ハンター , ジョン・グッドマン , オードリー・ヘプバーン ＜ストーリー＞ 山火事の消火にあたるパイロットのビート（リチャード・ドレイファス）と、管制官のドリンダ（ホリー・ハンター）は、恋人同士。だが、ドリンダは、ピートの危険な飛行に、いつもハラハラしていた。そんなある日、ピートは、とうとう事故死してしまう・・・。 ＜感想＞ 男勝りのドリンダと、山火事消火作業のためにいつも危険な飛行をしてしまうパイロットのピートのロマンスから始まる物語です。 まず驚くのは、アメリカの山火事のスケールのでかいこと！ 地上からと空中からの命がけの消火活動が数ヶ月にも及ぶそうなのですから、どんだけ広範囲なんだ？！と思います。 そういえば、確かに、海外ニュースで、よく山火事の話を聞きますよね。 冒頭の、何ともダイナミックな給水シーンでは、かなり驚かされますが、それもお気に入りです(笑)。 男勝りのドリンダが、ピートの思いがけないプレゼントを素直に喜ぶところも、かわいい。 しかしピートは、二人が甘い夜を過ごした後、想像通り事故死してしまうのです(T_T)。 この悲しいシーンは、ドリンダの悲しむ顔は見せません。だって、悲しいに決まってますからね。 その後は、オードリー・ヘップバーンが、天国の使者？として登場して、ピートの死後の役割を教えてくれます。 成る程、こういうことを描きたかったのね、スピルバーグは！ 愛する人が亡くなったとしても、きっと彼らは、みんなを見守っていてくれる・・・そう考えたら、生きる力が湧いてきそうです。 キャストが、とてもよくて、ホリー・ハンターが、気が強くて、そして、かわいらしいドリンダを好演してます。この役、彼女以外に考えられません。 リチャード・ドレイファスのピートも、とってもうまくて、胸にじんときました。(2014,03)