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石の微笑 |
2004年 フランス・ドイツ スリラー・ロマンス
<監督>クロード・シャブロル
<キャスト>ブノワ・マジメル , ローラ・スメット
<ストーリー>
フィリップ(ブノワ・マジメル)は、母親と妹二人の4人家族の長男。妹の結婚式で出会ったセンタ(ローラ・スメット)と、一瞬にして恋に落ち、付き合い始める。しかし、すぐに、彼は、彼女の謎めいた言動に、翻弄されるようになる・・・。
<感想>
ひとつひとつのばらばらのピースが、最後にぴったりはまって、ゾクッとするような映画でした。
単調な毎日を送るフィリップが、妹の結婚式で出会った魅力的な女性と恋に落ちるところから彼の悲劇が始まります。
その魅力的な女性、センタは、まさに男性を翻弄する女性。相手の気持ちは、もうほとんど無視。
彼女の言葉が真実なのかでまかせなのか、映画を観ている私にも、判然としませんでした。
もちろん、彼女にメロメロになってしまったフィリップにも、それは分からず、そんな彼女なのに、どうしようもなく、フィリップは、彼女に惹かれてしまうのでした。
センタを演じるのは、ローラ・スメットという女優さんで、私には、そんな美人とも、妖艶とも思えないのですが、男性から見ると、また違うのでしょうか。フランス人というより、日本的な顔立ちで、そこら辺にいるおね〜ちゃんって感じがしました(^^)。
しかし、確かに、映画の中の彼女の言動は、謎めいているので、その点で、男性は翻弄されてしまうのかな。
まじめで神経質そうなブノワ演じるフィリップのようなタイプの男性は、特に、こんな奔放な女性に惹き付けられるのかもしれませんねぇ。
ただ、ラストが、イマイチ分かりやすくないのは、フランス流でしょうか。アメリカ映画ならば、もっときちんと彼女の過去を描くなりして、分かりやすい結論を出してくれるのでしょうけれど・・・(^^;。(2009,08,21)
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