悪人伝　　　　　　 ２０１９年　韓国　（THE GANGSTER, THE COP, THE DEVIL） アクション・犯罪・サスペンス　　　　 ＜監督＞イ・ウォンテ ＜キャスト＞マ・ドンソク, キム・ムヨル ＜ストーリー＞ ヤクザのボス、ドンス（マ・ドンソク）は、ある晩、車で追突してきた男に刺されて重傷を負う。一命を取り留めた彼は、犯人を捜し出そうとする。一方で、刑事のテソク（キム・ムヨル）も同じ犯人を追っていた。そこで、両者は、協力して犯人を追い詰めようとするのだが・・・ ＜感想＞ マ・ドンソク主演作品です。 今や大人気の彼、日本での愛称は、”マブリー”なんだとか(笑)。それほど愛されている彼の今回の役どころは、ヤクザの親分。それも、血も涙もない非道な親分なのでした。 冒頭、サンドバックの中を見て、これはヤバい映画かもと、ちょっと引いてしまいました。 というのも、彼が芯からの悪人を演じてしまったら、私の思っている彼の魅力半減だと思うからです。 強面なのに、心は優しい・・・という役どころが好きなので(^_^)。 でも、さすがマ・ドンソク、恐ろしいだけの男では、終わりませんでした。 一人の連続殺人犯を追うために、そんなヤクザの親分と、熱血刑事がタッグを組んで、犯人を追い詰めてゆきます。 韓国映画らしく、少しの笑いとユーモアを混ぜながら、彼らの真剣勝負な犯人追走劇が続きます。 犯人の動機や思考回路が少ししか描かれてないところが物足りなくて、途中がちょっと長く感じられてしまいましたが、概ね面白く見ることが出来ました。 マ・ドンソクとバディを組む刑事役を演じたキム・ムヨルもワイルドで良かったです。 この作品、ハリウッドリメイクされるそうで、しかも主演はこのままマ・ドンソクが演じるのだそうです。 世界的にも、彼の人気に火が付くのでしょうか？！楽しみです。(2021,03,15)