エンド・オブ・ザ・ワールド |
2012年 アメリカ (SEEKING A FRIEND FOR THE END OF THE WORLD)
アドベンチャー・コメディー
<監督>ローリーン・スカファリア
<キャスト> スティーヴ・カレル , キーラ・ナイトレイ , アダム・ブロディ , デレク・ルーク , パットン・オズワルト
<ストーリー>
小惑星の衝突による地球滅亡の日まで21日となり、世の中は荒れ果てていた。その最中(さなか)、妻に突然去られたドッジ(スティーヴ・カレル)は、同じマンションに住むペニー(キーラ・ナイトレイ)と親しくなり、二人で、それぞれの思いを叶えるために旅に出る・・・。
<感想>
小惑星の衝突云々は、状況作りのようなものなので、SF映画ではないです(^_^)。
要するに、最期の時をどう過ごすかというお話。
しかし、もし世界がこんな事になったら、ここに描かれているように、世の中、荒れ果てるだろうなと思われます。
そんな時に、仕事をする人なんていないだろうし(中にいるのかも?!(^_^))、そうなると、即生活自体が困難になりそうです。
それに暴動が起き、おまけに、秩序が乱れて、殺人も横行するのかもしれません。
こういうときこそ、その人の本性が分かるのでしょうねぇ。
主人公たちは、人生の最後に、会っておきたい人を訪ねます。
その途中には、海辺で幸せそうに過ごす人たちも居て、この様子は、同じく世界の終末を描いた「渚にて」のワンシーンを思い出しました。
映画のタッチは、コミカル風味で、あまり深刻さを感じずに、軽く見ることが出来ました。
主演は、スティーヴ・カレルで、今までの彼のコメディーイメージとは違い、抑えた演技で、普通の良識ある男を演じていて、なかなかいいです。
ヒロインは、キーラ・ナイトレイ。
彼女のクルクル変化する表情が、とてもチャーミングで、見とれてしまいました。
ラストは、感動的で、もしこんな状況が訪れたら、私もこうありたいなと思える最後で、ちょっと涙ぐんでしまいました。(2015,06,15)
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