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ある愛の風景 |
2004年 デンマーク (BRODRE)
戦争
<監督>スザンネ・ビア
<キャスト>
コニー・ニールセン, ウルリク・トムセン, ニコライ・リー・コス
<ストーリー>
心優しいミカエル(ウルリク・トムセン)は、妻、サラ(コニー・ニールセン)と子どもたちを残して、戦地、アフガニスタンに向かう。そして、ある日、サラの元に、ミカエルの戦死が伝えられる。動揺するサラを温かく見守ったのは、ミカエルの弟で、不良のヤニック(ニコライ・リー・コス)だった・・・。
<感想>
ハリウッド製作「マイ・ブラザー」のオリジナル作品です。
リメイク作を先に見てしまいましたが、細かいところまで、ほとんど同じでした。
遠い戦地で戦っている兵士ならば、どの国の人でも、このようなリスクを背負っているのかもしれません。
彼の犯した罪は、裁かれるべきなのか。
そして、彼の負った心の傷は、どうやったら癒すことが出来るのか。
でも、きっとこの傷は、完全に癒されることはないのでしょうね。
善良な人間であればあるほど、その傷は、深く、消えるはずがありません。
その傷を、彼は、一生抱えたまま、過ごさなければならないわけだけれど、
そんな彼の支えになれるのは家族、特に、彼を愛している妻しかいないのでしょうねぇ。
どちらの作品のラストも同じなのですが、
その第一歩は、真実を話すこと。
そして、抱えている心の負担を、ほんの少しでも、軽減し、
一緒に悩み、苦しむ人を、見いだすこと。
あぁ、でも、私が同じ立場だったら、誰にも告白できそうな気がしない・・・(T_T)。
墓場までその秘密を抱えたまま、1人で、悶々と、苦しみながら生きていくような気がする・・・(T_T)。
いったいどうするのがベストなんでしょう。
リメイク作に比べると、俳優さんが地味なので、かえって、身近に感じられました。
子役は、ハリウッドの方がうまかったかな。(2011,09,04)
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