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赤ちゃんの逆襲      


2003年 フランス・スペイン コメディー

<監督>パトリック・アレサンドラン
<キャスト>ティエリー・レルミット , オフェリエ・ウィンテル

<ストーリー>
かつて、建築家を目指していたシモン(ミシェル・ミューラー)は、学生時代に自分が設計したのと、同じ建物を見つけて驚愕する。盗作だと、会社の社長、ヴァンサン(ティエリー・レルミット)に直接抗議するが、追い返されてしまう。その上、会社を出たところで、ヴァンサンの車にひかれて死んでしまう。一方、ちょうどその頃、ヴァンサンの妻が産気づき、生まれた赤ちゃんは、なんと、シモンの生まれ変わりだった・・・。

<感想>
恨みを持ったまま死んだ男が、その相手の赤ちゃんとなって生まれ変わり、男に復讐をしようとする話です。
赤ちゃんの考えていることを大人の声で吹き替える映画は、ジョン・トラボルタの「ベイビー・トーク」というのがありますが、あの映画に、似ています。でも、こっちの赤ちゃんは、復讐心を持った男の生まれ変わりということで、コメディーながら、シビアな映画になっています。

男は、恨みのある父親に復讐しようと、あの手この手で嫌がらせをします。
最初は、ミルク吐き攻撃、うんち攻撃、果ては、自殺願望攻撃まで(^^;。まあ、身体は、赤ちゃんなので、出来ることといったら、たわいもないことなのですが、それがどんどんエスカレートしてきます。
父親は、我が子への深い愛情から、献身的に世話を焼くのに、その成果が全く出ず、かえって状況がひどくなるのを感じて、ほとほと困り果ててしまいます・・・。もう、こうなると、彼がかわいそうで仕方ありませんで。だって、彼、とってもいい人なんですもん。

CGは多用してないのですが、ここぞと言うときに、ちょこっと使っていて、その効果に、大笑いしてしまいました。
ただ、ファミリー向けではなくて、R-15指定です。内容も、映像も、大人向けかな。15歳未満のお子ちゃまは見ないでね。
でも、ちゃんと、ラストは、丸〜〜く収まりました(^^)。(2007,08,02)



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