イキガミ |
2008年 日本
<監督>瀧本智行
<キャスト>松田翔太 , 塚本高史 , 成海璃子 , 山田孝之 , 柄本明 , 劇団ひとり , 金井勇太 , 井川遥 , 笹野高史 , 塩見三省
<ストーリー>
小学校入学直前に、全ての子供たちに行われる予防接種。それには、1000人に1人の割合で、ある年齢に達すると、強制的に死亡させるカプセルが仕込まれていた。その“国家繁栄維持法”によって、人々は、充実した”生”を実感するというのだ。藤本賢吾(松田翔太)は、死亡対象者のもとに、死亡予告証=イキガミを届ける仕事に就くが・・・。
<感想>
間瀬元朗さんの同名コミックが原作だそうです。
松田翔太が主演なので、もっとアイドル的な映画かと思っていたら、
意外と、暗くて重い映画なので、びっくりしました。
架空の世界での話なので、その世界に入り込むことが出来ないと、シラジラした見方しかできないかもしれませんが、私は、案外入り込んでしまって、ウルウル状態で見てました(^^)。
”イキガミ”の配達人・藤本賢吾の周りで起こる、死の直前の若者の姿を描きます。
4人の若者が出てきますが、
残された時間を、それぞれの思いで、使っていました。
私は、ミュージシャンの金井勇太の話が一番グッときました。
妹思いの山田孝之の話も良かったです。
いくつかの話を描くことで、
この世界の世界観がよく分かりましたが、
逆に、ひとつひとつの話をもっとじっくり見てみたかったような気もしました。
続編もこれなら出来そうですね。
もし私が、あと24時間しか生きられないとしたら・・・。
しばらくは、放心状態になっちゃうでしょうねぇ・・・。
そして、やっぱり家族と共に過ごすかな。
でも、涙涙になっちゃいそうだし・・・。
どうしよう・・・。
確かに、こういう体制だと、”生きる”事を一生懸命考えるようになるかもしれない。
そして、この映画を観たこの世界にいる人も、”生きる”事を改めて見つめ直したかもしれないですね。(2010,05,04)
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