いとしい人  |
２００７年 アメリカ（THEN SHE FOUND ME）
コメディー・ロマンス 
＜監督＞ヘレン・ハント
＜キャスト＞ヘレン・ハント , ベット・ミドラー , コリン・ファース , マシュー・ブロデリック , ジャニーン・ガロファロー , ティム・ロビンス
＜ストーリー＞
３９歳の女性教師エイプリル・エプナー（ヘレン・ハント）は、子供がほしくて焦っていた。しかし、そんなある日、新婚１０ヶ月の夫（マシュー・ブロデリック）から、突然別れを言い出される。呆然とする彼女に、養母の死も重なって、失意のどん底に落ちてしまう。そんな彼女の前に、やはり、離婚したての作家フランク（コリン・ファース）が、現れる・・・。
＜感想＞
久しぶりのヘレン・ハントでした。
痩せて、ずいぶん老けて見えて、ちょっとショック！(^^;。
映画の最初に３９歳だとエイプリルの年齢をはっきり示されていたのに、ヘレン・ハントを見ているうちに、いつの間にか、４９歳というイメージで見ていて、アラフィフで妊娠？！とか、５０歳のお尻？！とか、びっくりして、そのたびに、年齢を下方修正しながら見てました(^^)。
でも、そんなヘレンが、この映画のヒロインには、結局、ぴったり合っていました。
なぜなら、この映画は、彼女の監督デビュー作で、制作、脚本、主演すべてを彼女が果たしていたからです。
映画を見ているときは、彼女の監督作とは知らなかったのですが、
後から知って、なるほど〜と納得。
アラフォーと言うには、ちょっと老けて、神経質そう。
でも、女性としての魅力もまだ残っていて・・・と言う微妙な年代を、うまく表現していたと思います。
お相手が、コリン・ファースですから、年齢的にも、ちょうどいいし、異性としても、素敵だから、この年代の女性が見たら、きっと共感するのでは？？
別れを切り出す新婚夫は、マシュー・ブロデリック。
最初は、分からなかったのですが、彼が、ひどいマザコンで・・・(^^)。
これも、いかにも！という配役で、絶妙でした。
そんな男二人の間で、悩む彼女。
ある意味、うらやましいかもね。
最後には、彼女の捨て身の素直さが、功を奏するのですが、
ある程度の年になると、この”素直になる”というところが、難しいのかも。
こういう所は、映画に学ぶべきですね。
彼女の実の母役を、懐かしいベット・ミドラーが演じていて、
不思議な存在感で、楽しかったです(^^)。(2010,08,13)
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