シネマチェックトップページ50音別indexア行index


アパートの鍵貸します      


1960年 アメリカ(THE APARTMENT)
ロマンス・コメディー

<監督>ビリー・ワイルダー
<キャスト>ジャック・レモン , シャーリー・マクレーン

<ストーリー>
会社員のバド(ジャック・レモン)は、出世のため、会社の上司の情事用に、自分のアパートを貸していた。ある日、部長がアパートに連れ込んだのは、会社のエレベーターガールのフラン(シャーリー・マクレーン)だった。実は、フランは、バドが密かに心を寄せている女性だった・・・。

<感想>
有名な映画なので、いつか見てみたい!と思っていました。

ビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン主演の、もう50年も前の映画です。

自分のアパートを上司の情事用に貸し出すなんて、なんてせこいんだ!と思いつつ見ましたが、
きちんとスケジュール管理をしている様子は、いかにも、きっちりしたサラリーマン的で、笑えますが、
情事が終わるまで、冬のさなか、自分のアパートにも入れずに、寒い思いをする彼の姿は、涙ぐましいです。

そのほかにも、彼の会社での働きぶりや、ご近所や大家との関係、そして、思いを寄せるエレベーターガールとの関わりなど、見所も多い映画でした。

特に、後半、彼女の世話を焼くことになった彼のかいがいしさが、胸を打ちます。
自分の本心を隠して、彼女の状態を気遣う彼は、なんと、心優しく、男気があることでしょう。

ラケットでスパゲティーって、この映画のワンシーンだったんですね〜〜(^^)。

ジャック・レモンの演技もいいですが、
驚いたのは、フラン役のシャーリー・マクレーン。
なんて、かわいらしいんでしょう〜!!(^^)
初々しくて、そして、しっかり者のフラン役が、ぴったりでした。
こうしてみると、彼女の芸歴って、すごいですね〜。
今でも現役なんだから、驚きです(^^)。

この二人の主役が、とても気持ちがいい性格なので、どんどん二人を応援する気持ちが強くなる映画でした。
やっぱり、名作と言われる作品は、よくできていて、面白いですね(^^)。(2010,06,06)



シネマチェックトップへ