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王妃の紋章 |
2006年 中国・香港 アクション・アドベンチャー・ロマンス
<監督>チャン・イーモウ
<キャスト>チョウ・ユンファ , コン・リー , ジェイ・チョウ
<ストーリー>
唐王朝末期の中国。王家の人々が集まる重陽節の祝祭の日を前に、遠征していた王(チョウ・ユンファ)と第二王子の傑(ジェイ・チョウ)が、王妃(コン・リー)たちのいる紫禁城に戻ってきた。しかし、王と王妃の仲は冷え切り、また、短い間に、やつれた王妃を、傑王子は、心配する。また、皇太子(リウ・イエ)は、王妃との関係に悩んでいた・・・。
<感想>
もう、ただただ見事な、きらびやかな世界を見せていただきました。
これぞ中国の壮大さ!という感じです。
監督は、北京オリンピックの開閉会式の総合演出を見事務め上げ、大成功させたチャン・イーモウ。
あの壮大な開会式を彷彿させるような映画でした。
豪華絢爛な衣装や装飾品。
紫禁城を覆い尽くした数知れない菊の花。
おびただしい数の兵士たちの闘い。
ただただ、ため息でした。
これは、大スクリーンで見たかっ!そうしたら、たっぷりと贅沢気分を味わえたことでしょうね。
そんなビジュアルの中で演じられるのは、王家の人たちの、身も凍るような愛憎劇。騙し、騙されていることを知りながら、その状況に身をゆだねなければならない怖ろしさ・・・(^^;。
欲を言えば、もっと、登場人物たちの内面を深く知りたかったですけれどね。
でも、こんなのを見てしまうと、たとえ貧しくとも、愛のある家庭がいいのよね。と、我が身を見て、安心したりするのでした(^^)。
主演のコン・リーは、さすがの貫禄で、尊大で、知的で、悲劇的な王妃を見事に演じてました。
チョウ・ユンファも、最近の彼の演技の中で、一番良かったかも。
衣装デザインは、アカデミー賞にノミネートされるぐらい見事だったのですが、私は、女性の胸元が大きく開き、胸を強調しすぎるデザインが、気になって気になって、あまり好きではありませんでした(^^;。(2009,06,28)
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