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オデッサ・ファイル      


1974年 イギリス・西ドイツ スリラー

<監督>ロナルド・ニーム
<キャスト>ジョン・ヴォイト , マクシミリアン・シェル

<ストーリー>
1963年。ジャーナリストのミラー(ジョン・ヴォイト)は、自殺した老人の日記から、ナチスSSの幹部でユダヤ人強制収容所司令官だったロシェマン(マクシミリアン・シェル)の罪と、その彼が今もドイツ国内で暮らしていることを知った。ミラーは、身を挺して、ナチス残党の秘密組織、“オデッサ”を暴こうとするが・・・。

<感想>
押しの強いジャーナリストを、若きジョン・ヴォイドが演じています。
しかし、その彼が、ある日記を読んでから、人が変わったように、元ナチスSS幹部を、命がけで追う物語です。

1963年というと、第2次世界大戦後、ちょうど、ケネディ大統領が暗殺されたニュースが、彼の車のカーラジオから流れていました。
そんな時期にも、まだ、逃げおおせていたSSの元幹部が、多数、生き残っていたのですね。
しかも、ドイツで。しかも堂々と・・・。

35年も前の映画なので、当時の状況がよく分からないのですが、それでも、ミラーの取った行動と、その危険性は、十分に分かり、スリリングで、面白かったです。

ただのジャーナリストの彼が、まるでジェームズ・ボンドのような大活躍。
でも、スパイとしては、あくまでも素人なので、見ている方は、ハラハラです。
そして、全てが納得できるラストへ。

古い映画だけど、なかなか面白かったです。
やはり、名作として、名前の記憶されている映画って、見てみるもんですね(^^)。(2009,11,18)



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