幼い依頼人　　　　　　 ２０１９年　韓国　（MY FIRST CLIENT） サスペンス　　　　 ＜監督＞チャン・ギュソン ＜キャスト＞イ・ドンフィ, ユソン ＜ストーリー＞ 10歳の少女ダビン（チェ・ミョンビン）と弟は、幼い時に母親と死に別れ、母親の顔を知らない。そんな二人に、新しい母親が出来た。しかし継母（ユソン）は、徐々に二人に辛く当たるようになる・・・。 ＜感想＞ 涙なくしては見られない映画でした。 ２０１３年に韓国で実際に起きた事件を映画化した作品だそうです。 実話だと言うことで、さらに胸が塞がる思いがしました。 日本でも、虐待事件は時々ニュースになりますが、韓国も、日本と同じような状況にあるようです。 むしろ、ハラスメントの多い韓国の方が厳しいのかもしれません。 家庭内という、閉鎖空間での虐待は、なかなか表面には現れません。 でも、周りがもっと気をつけていれば、そして、子供が助けを求めた時に、親身になってその話を聞き、何か手を打っていれば・・・。 しかし、家庭内の親の権利は、それを拒んでしまうのでしょう。 なんともやりきれない作品でした。 二人の子役ちゃんがとてもうまくて、さらに涙を誘われました(T_T)。 虐待シーンは、目を覆うばかりで、見ているのが辛いのですが、実際の事件は、もっと悲惨な状況だったということです(T_T)。(2020,12,15)