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オーメン      


2006年 アメリカ ホラー・スリラー   

<監督>ジョン・ムーア
<キャスト>リーヴ・シュレイバー , ジュリア・スタイルズ , ミア・ファロー , デヴィッド・シューリス , ピート・ポスルスウェイト , マイケル・ガンボン

<ストーリー>
6月6日午前6時、アメリカ外交官ロバート・ソーン(リーヴ・シュレイバー)は妻の出産のために病院へと駆けつけたが、子供は死んだと知らされ、悲しみに暮れる。彼は、妻(ジュリア・スタイルズ)の悲しみを思って、同じ時刻に生まれた子供を密かに自分の子供としてもらい受ける。しかし、数年後、息子ダミアン(シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック)の周囲で、不可解な事故が次々と起こるのだった・・・。

<感想>
1976年に製作された「オーメン」のリメイクです。見てみると、ほとんど前作を踏襲した作りとなっていました。
”あの人”の死だけ、ちょっと違っていたかな・・・。

このリメイクは、時代を現代に移しているせいか、オリジナルよりも、明るいイメージで、背筋がゾクゾクとする怖さは、あまり感じられませんでした。オリジナルのあの、今にも何かが襲ってきそうな恐ろしさは、忘れられませんです(^^;。

そういうわけで、今回、私は、怖さよりも、ソーン夫人の葛藤の方をより多く感じました。我が子として、慈しんできた子供を、愛せなくなってしまったばかりでなく、おぞましいとさえ感じてしまう自分を、彼女は許せなかったに違いありません。
しかも、彼女には、実は、出産の時から忌まわしい悪の手が伸びていたわけで、本当にお気の毒でした(TT)。
ソーン夫人を演じるのは、美人というより、愛嬌のあるタイプ?のジュリア・スタイルズだったので、なおさら彼女の葛藤を身近に感じてしまいました。でも、ジュリアさん、もう少し痩せた方がいいかも(^^;。

他のキャストも、ダミアン少年をはじめとして、結構はまっていたように思えました。目玉キャスト?ミア・ファローも、よかったですね〜〜。

昔のオリジナル映画は、映画ファン以外の人は見る機会が少ないので、こうしてリメイクされたものを見るというのも、いいのかもしれません。
でも、オリジナルは、もっと怖いし、二枚目俳優グレゴリー・ペックがソーンを演じていて、とっても素敵なので、おすすめですよ〜〜(^^)。
私も挫折した”「オーメン」シリーズ完全制覇”にまた挑戦してみようかしらん(^^)。(2007,08,27)



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