裏切りのサーカス           |  
  
2011年 イギリス・フランス・ドイツ (TINKER TAILOR SOLDIER SPY) 
ミステリー・スリラー   
  
<監督>トーマス・アルフレッドソン 
<キャスト>ゲイリー・オールドマン	,  コリン・ファース	,  トム・ハーディ	,  ベネディクト・カンバーバッチ	,  キアラン・ハインズ	,  ジョン・ハート,  マーク・ストロング		
  
<ストーリー> 
東西冷戦時代、イギリスの諜報部サーカスを引退したスマイリー(ゲイリー・オールドマン)は、英国政府から、内密に、諜報部内部にいるソ連の二重スパイ”もぐら”を突き止めるように命令される・・・。
  
<感想> 
ずっと見たかった映画です。 
しかし、評判通りの難解さ(^_^;。 
一度見ただけでは、理解できず、もう一度見直しましたが、それでも、まだ完全には理解し切れていない気がします。
  
原作は、ジョン・ル・カレの傑作スパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」。 
イギリスでは昔、TVドラマ化されていたようです。 
なるほど、この難解さは、連ドラのほうが向いているかも・・・。
  
登場人物が多く、おまけに、現在と過去が説明もなく入り乱れる上、言葉で多くを説明する映画ではないので、ちょっとした仕草とか、言い回しとか、小道具とかに、深い意味が込められていて、瞬きするのもはばかられるような、緊張感を強いられました。
  
そんなわかりにくい映画にもかかわらず、とっても魅力的で、面白く感じたのは、上質のサスペンスであることと、イギリスの名優たちの存在感。 
ベテランの渋い男たちと、売れっ子の中堅や若手俳優たちをうまくキャスティングしていて、”ザ・イギリス”って感じの映画でした。 
邦題もなかなかいいけど、原題も、しゃれてますね〜。
  
昼間、「ジェイソン・ボーン」で、ぐっすり寝たおかげ(^_^;で、この映画は、すっきりとした頭で見られたのもよかったです(^▽^)。(2016,10,15)
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