アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル |
2017年 アメリカ (I, TONYA)
伝記・コメディー
<監督>クレイグ・ギレスピー
<キャスト>
マーゴット・ロビー, セバスチャン・スタン, マッケナ・グレイス, ポール・ウォルター・ハウザー, ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
<ストーリー>
貧しい家庭で、鬼母(アリソン・ジャネイ)の元に育ったトーニャ・ハンディング(マーゴット・ロビー)は、母親と夫(セバスチャン・スタン)からの暴力に耐える毎日を送っていたが、フィギアスケートの才能に恵まれ、2度オリンピックに出場する・・・。。
<感想>
フィギュアスケートで、冬のオリンピックに2度出場しながら、“ナンシー・ケリガン襲撃事件”を起こしたトーニャ・ハンディングの伝記映画です。
この母親あっての、あのトーニャ・ハンディングという気がしました。
鬼母に育てられて萎縮するのではなく、鍛えられて強くなった彼女。
夫にも、暴力男を選ぶのですから、類は類を呼ぶ・・・みたいな感じでしょうか。
しかし、その根性と生来の才能によって、スケートは上達し、トリプルアクセルの成功という快挙を成し遂げたのでした。
でも、結局、彼女を取り巻く悪環境に足を引っ張られる形で、例のあの大騒動へと繋がっていくのです。
やはり、つきあう人間は、選ばないといけませんねぇ(^_^;。
当時の状況をあっけらかんと彼女自身が告白する形で映画は、進行します。
深刻な話にならず、コメディータッチになるのは、勝手ながらの想像ですが、彼女らしいように思えました。
スケートから遠ざかざるを得なかった彼女は、その後、プロボクシングに挑戦したり、オートレーサーになったりと、波瀾万丈な様子。
どこまでもたくましい彼女のようです。
主演と製作は、マーゴット・ロビー。
スケートシーンは、映像的に色々工夫したそうですが、違和感なく、本当に彼女が滑っているように見えて、見事でした。
映画のエンドロールには、本物のトーニャの映像も流れました。
確かに、今時のスマートなスケーティングではなく、どっしりとした迫力がありますねぇ(^_^)。(2019,12,21)
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