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馬と呼ばれた男         |  
  
1969年 アメリカ (A MAN CALLED HORSE) 
アドベンチャー   
  
<監督>エリオット・シルヴァースタイン 
<キャスト>リチャード・ハリス	,  	ジュディス・アンダーソン	
  
<ストーリー> 
莫大な財産を持つイギリス貴族のジョン・モーガン(リチャード・ハリス)は、アメリカのダコタで狩猟キャンプ中に、インディアンのスー族にとらえられ、屈辱的な馬並みの扱いを受けるが、その後、インディアンの仲間として認められる・・・。
  
<感想> 
リチャード・ハリス主演の古い映画を見ました。 
インディアンに捕らえられ、そこで生きた男の物語です。
  
イギリス貴族の華麗なる生活から一転、首に縄を付けられて、全裸で引き回される様子は、衝撃的で痛々しかったです。 
でも、殺されて頭の皮をはがされなかっただけでも、ましなのかもしれません。 
実際、彼が雇っていた男たちはそうされていたのだし(T_T)。 
どうして彼だけが、生き残ったのかは、分かりませんが、彼の振る舞いに、何か感じるところがあったからなのでしょうか。
  
インディアンの村では、当然ながら英語は通じず、インディアン語だけの世界。身振り手振りで何を言っているのか、想像するしかないし、そこに存在する常識も、白人世界のものとは、まるで違うわけで、ただただ戸惑うだけのジョンと私(^_^;。
  
アメリカインディアンの研究家でもあるというジャック・デ・ウィットが脚色したということなので、真のインディアンに近い姿を描いているのでしょう。 
仲間意識が強く、実力主義、自然を敬い、厳しい掟も存在する世界のようでした。
  
ジョンはそんな彼らに受け入れられ、仲間になりますが、さらに”太陽の儀式”を行うことを促されます。 
この儀式、映画の冒頭で、”アメリカでは禁止された”という字幕が入るので、どんな恐ろしい儀式なのだろうと思っていましたが、なるほど、これは・・・(^_^;。 
強靱な精神と、痛みと恐怖の克服を求められるこの儀式、まるで、あの悪夢の映画「テキサスチェーンソー」を彷彿とさせました。ひぃぃーー(T_T)。 
この後、娘との初夜を迎えるわけですが、それはちょっと無理だろう!?な感じがしましたが・・・(^_^;。
  
この映画は、好評だったらしく、続編、続々編があるそうです。 
リチャード・ハリスの代表作のひとつと言えるのかもしれません。
(2015,06,06)
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