カイロの紫のバラ　　　　　　 １９８５年　アメリカ　（THE PURPLE ROSE OF CAIRO） コメディー・ファンタジー・ロマンス　　　 ＜監督＞ウディ・アレン ＜キャスト＞ ミア・ファロー , ジェフ・ダニエルズ , ダニー・アイエロ , ダイアン・ウィースト , グレン・ヘドリー ＜ストーリー＞ １９３０年代、アメリカ。映画が大好きなウェイトレス、セシリア（ミア・ファロー）は、ある日、いつものように、映画館で映画を見ていると、突然、映画の登場人物（ジェフ・ダニエルズ）がスクリーンから飛び出してきて・・・。 ＜感想＞ 映画の中の登場人物がスクリーンから飛び出してくる・・・。 なんてファンタジックなんでしょう！(^_^)。 映画を見ていると、ハンサムなヒーローが、まるで自分のことを見ているように感じることがある・・・かな？ そんなファン心理を、おしゃれに演出した、まるでおとぎ話のような、映画でした。 また、登場人物が飛び出してしまった映画そのものも、その後、その人物がいないことで、ストーリーが続けられずに、スクリーンの中で立ち往生、そして、他のキャストが、ぼやくこと！！このあたりが、意外で面白かったです。 しかも、各地域で上映中の映画でも、同様なことが起き、そして、そのキャラクターがそれぞれ勝手に別行動を起こしてしまうなんて、私の想像を超えた事態になっていくので、いったいどうなってしまうのやらと、思いました(^_^)。 もう３０年も前の映画ですが、これこそが、ウディ監督の真骨頂なんでしょうね。 映画館に行って、ワクワクしながら映画を見て、帰りは、ニコニコとなるような、そんな作品でした。(2015,12,05)