恋するベーカリー |
2009年 アメリカ コメディー・ロマンス
<監督>ナンシー・マイヤーズ
<キャスト>メリル・ストリープ , スティーヴ・マーティン , アレック・ボールドウィン , ジョン・クラシンスキー , メアリー・ケイ・プレイス
<ストーリー>
10年前に夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)と別れ、今は、人気ベーカリーの経営者であるジェーン(メリル・ストリープ)は、充実した人生を送っていた。しかし、三人の子供たちも全員彼女の手を離れてしまってからは、寂しさを感じていた。そんな時、末息子の大学の卒業式に出席するため、ニューヨークにやってきた彼女は、ジェイクと再会して、盛り上がってしまう・・・。
<感想>
想像していたストーリーと少々違っていて、笑えるところも多かったですが、ちょっとした不快感も感じてしまいました。
どんなに理由を付けても、やっぱり不倫は不倫。
自分がされたことをしていることに、ジェーンも悩んでいたけれど、他人から見ても、やっぱり綺麗なことではないですねーー。
それは、子供たちの態度を見ても、一目瞭然。
これが不倫でなかったら、子供たちも、喜んだと思うのですが・・・。
でも、メリル・ストリープは、さすがにうまいです。
年相応の悩みを抱えながらも、大人としての対応も、ちゃんと出来る、魅力たっぷりで、かわいらしい女性を、とても自然に演じていました。
もし彼女が演じていなかったら、この映画、反感しか感じない映画になってしまったかも(^^;。
元夫役のアレック・ボールドウィンは、大胆なシーンも、ちゃんとこなして、笑わせてくれました。
・・・でも、見ながら、居心地の悪い思いも少なからず感じたり・・・(^^;。
いくつになっても、恋はしたい・・・。
その気持ちは、とてもよく分かるし、それはそれで、大切なことだと思うのですが、こうして見せられると、あわわ、どうしようーーーと思ってしまいます(^^;。
そんなこんなの、ちょっと困った話の中で、ほっと暖かい気持ちにさせてくれたのが、長女の婚約者役のジョン・クラシンスキー。
彼の、家族を思いやる優しい気持ちと態度に、ずいぶん助けられました〜(^^)。
この映画は、ある程度の歳を重ねて、しかも離婚歴がある女性には、共感が得られるかも。
若い女性向きではないですねぇ・・・(^^;。
邦題も、思ったほど、ベーカリーシーンが出てこないので、原題の「IT'S COMPLICATED」(ややこしい)の方が合っています。
でも、帰りには、パン、買いましたけどね(^^)。(2010,02,20)
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