コンテイジョン           |  
  
2011年 アメリカ (CONTAGION) 
SF・スリラー    
  
<監督>スティーヴン・ソダーバーグ 
<キャスト>
マリオン・コティヤール,  マット・デイモン,  ローレンス・フィッシュバーン,  ジュード・ロウ,  グウィネス・パルトロー,  ケイト・ウィンスレット,  サナ・レイサン,  ジョン・ホークス,  エリオット・グールド,  ブライアン・クランストン,  ジェニファー・イーリー 
  
<ストーリー> 
香港からの出張から帰ってきたベス(グウィネス・パルトロー)は、体調不良を訴え、その二日後、激しい痙攣を起こして、死亡してしまう。同じような症状の患者が、世界各地で確認され、その伝染経路、ウィルスの特定、そして、ワクチンの開発が急がれるが・・・。
  
<感想> 
ソダーバーグ監督作品らしく、豪華キャストのわりに、派手さはなく、淡々と、ドキュメンタリー風に、映画は進みます。 
でも、そのため、とてもリアルで、怖ろしかったーーー(^^;。
  
この映画を見てしまうと、今一番怖ろしいのは、テロでも、天変地異でも、地球外からの攻撃でもなく、変異したウィルスかもしれないと思えてきます。
  
いつどこで、未知のウィルスが発生するのか予想できず、もちろん姿も見えず、そして、爆発的な流行を誘引し、さらにそれが、致死率の高いものだったら、人類の勝ち目はないような気がします。
  
人類にできることと言えば、ただ、そのためのワクチンを急いで作ることぐらいですか。
  
でも、ウィルスの怖さを知っている専門家でさえ、その驚異からは、逃れることができないのだから、 
何も分からない私たちは、自衛のために、ただただ、食料を買い込み、自宅に引きこもっていることしかできません。とはいえ、何ヶ月も家にこもっているだけというわけにもいかないし・・・。
  
そして、怖いのは、ウィルスだけでなく、デマや、略奪や、パニック。 
全てが落ち着いたあとにも、ワクチンの副作用とかも怖いし・・・。 
映画は、それら全てのことを描いていて、見ているだけで、暗澹としてしまいました。
  
キャストは、それぞれ、抑えた演技で、リアルに演じていましたが、その中でも、予告編でも流れていた、グウィネス・パルトローの演技は、迫真でしたーーー(^^;。 
怖いよーーー(T_T)。
  
映画の中で、「顔を触らないで!」というセリフがあるのですが、そういわれると、かえって、顔が気になってしまったり、 
また、帰りの電車では、他の人の咳やくしゃみ、そして、普段平気で触っている、つり革、手すりなどが、大いに気になってしまいましたーー(^^;。
  
こういうのを見ると、ゾンビなんて、噛まれさえしなければ、感染しないんだから、全然怖くないわよね〜〜(^^)。(2011,11,12)
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