岳 -ガク-           |  
  
2010年 日本 
アドベンチャー   
  
<監督>片山修 
<キャスト>小栗旬,  長澤まさみ,  佐々木蔵之介,  石田卓也,  光石研,  中越典子,  石黒賢,  渡部篤郎
  
<ストーリー> 
北部警察署山岳救助隊に椎名久美(長澤まさみ)が着任してきた。久美は、山岳救助隊の隊長・野田(佐々木蔵之介)や山岳救助ボランティアとして活躍している島崎三歩(小栗旬)たちに支えられながら、着実に成長していく・・・。
  
<感想> 
「マンガ大賞」や「小学館漫画賞」を受賞した石塚真一の400万部突破のベストセラーコミックの実写映画化作品です。
  
小栗旬、長澤まさみがキャストなので、山を舞台にした、甘い恋愛映画かな〜とか思いつつ見始めたのですが、意外にも、重たい内容が含まれていて、思わず涙することが何回もありました。
  
主人公の三歩は、ほとんど山に住んでいるような山男で、明るく、屈託のない、笑顔の爽やかな青年です。 
このあたりは、原作の三歩とは、ちょっと違うようなのですが、原作を読んでいないので、分かりません(^^;。 
主演の小栗旬には、山男のごつさはありませんが、あの爽やかな笑顔には、癒されました〜〜(^^)。 
救助を求めている人がいれば、飛ぶように、斜面を駆け下りて、救助に向かったりするシーンは軽やかで、彼に合っていたように思いました。
  
ただ、そんな明るいシーンばかりでは、もちろんありません。 
何しろ、山岳救助の話なのですから、山の怖さも十分見せてくれました。 
山を甘く考えた行動の怖さばかりでなく、十分に注意していても、遭難に至ることもある自然の過酷さも描かれています。 
山登りなど、どうしてするんだろう??しかも雪山なんて!な〜んて思っている私には、もう絶対無理!なことばかり。 
おかげで、涙を禁じ得ないシーンもたびたびあり、半分ぐらいは、泣きながら見たように思います(^^;。
  
ラストは、一気に、山の”海猿”風になって、ちょっと苦笑。 
それに、一つ一つのエピソードのつながりがぶつ切りで、ストーリーとしてのなめらかさが欠けているのが気になりました。
  
でも、山や雪のシーン、キャストたちの大変さが分かるところも多く、よく頑張った!ということで、4点付けました。 
でも、内容としては、3,5ぐらいかな(^^)。(2012,11,10)
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