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グレイテスト・ゲーム           |  
  
2005年 アメリカ 歴史・スポーツ    
  
<監督>ビル・パクストン 
<キャスト>シャイア・ラブーフ ,   スティーヴン・ディレイン ,   ピーター・ファース 
  
<ストーリー> 
1900年代、アメリカ。労働者階級の少年フランシス(シャイア・ラブーフ)は、ある日、あこがれの英国人プロ・ゴルファー、ハリー・バートン(スティーヴン・ディレイン)に会い、ゴルフの魅力を知る。その後、彼は、キャディーをしながらゴルフの練習をして、学生アマチュアとして優秀な成績を残すが、その頃のゴルフは、まだ、上流階級のスポーツで、フランシスの父親は、彼がゴルフを続けることを許さなかった・・・。
  
<感想> 
日本未公開映画だし、興味のないゴルフの実話だし、見ようかどうしようか迷ったのですが、見て良かったです。主演は、今注目の若手男優、シャイア・ラブーフ。監督は、「フレイルティー/妄執」(2001) 以来2度目の監督作となる俳優のビル・パクストン。
  
まだゴルフが特権階級のものという意識が強かった時代の話です。 
ゴルフ場の隣の家に住むフランシスは、ゴルフに興味を持ち、そして、練習を重ねて、ゴルフの腕をみるみるうちに上達させるが、労働者の父は、ゴルフを金持ちの道楽と切り捨て、フランシスがゴルフを続けることを許さなかった・・・。当時としては、それは、ごく当たり前のことだったようです。 
そんなフランシスが紆余曲折を経て、全米オープンゴルフ大会に出場することになるのですが、その陰には、全米オープンゴルフの覇者が、イギリス人のハリー・バートンだったこともあるようです。アメリカのゴルフ協会は、なんとかアメリカ人の手にトロフィーを取り戻したかった・・・。
  
実は、チャンピオンとして君臨していたイギリス人のハリーも、貧しい家の出身であったので、そのあたりの確執も描かれていて、物語に厚みが出ています。 
そして、ゴルフ大会が始まると、それは、国と国との勝負ではなく、やはり、個人対個人の純然たるスポーツの世界となるのでした。 
ゴルフとは、こんなにもメンタル面での戦いなのだというのが、よく分かる大勝負。 
その緊張感は、ただ映画を見ているだけの私にも、十分すぎるほど伝わってきました。 
おかげで見終わったときには、とても感動してしまったのでした。
  
これは、ゴルフが好きな人はもちろん、ゴルフの分からない人でも、十分に楽しめる映画だと思います。お奨め(^^)。(2008,01,20)
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