グリーン・ゾーン |
2010年 フランス・アメリカ・スペイン・イギリス
アクション・スリラー・戦争
<監督>ポール・グリーングラス
<キャスト>マット・デイモン , グレッグ・キニア , ブレンダン・グリーソン , ハリド・アブダラ , ジェイソン・アイザックス
<ストーリー>
フセイン失脚後のイラク。米陸軍のロイ・ミラー准尉(マット・デイモン)は、大量破壊兵器の発見のために、奔走していたが、彼にもたらされる情報は、ことごとくはずれていた。情報の信憑性に疑問を持ったミラーだったが、彼のそのような意見は、見向きもされなかった。そんな時、彼に、イラクの要人が集まっているという情報を入手する・・・。
<感想>
実のところ、あまり見る気が起きなかった映画です。
元々戦争映画は好きではないし、
最近、アカデミー賞を獲得した「ハート・ロッカー」を見たばかりなので、戦争物は、しばらく見たくない気分でした。
でも、タダ券を無駄にしたくなかったので、見てきました(^^)。
あるはずのない大量破壊兵器を探す任務を負わされたミラー准尉が主人公です。
今となっては、「ない」と分かっている大量破壊兵器。
けれど、当時は、国の威信を掛けて、絶対に見つけ出さなければなられなかったもの。
でも、その情報が、あまりにもでたらめで、愛国心に燃える彼も、徐々に疑問を持ち始め・・・という話です。
大きな「嘘」のために、命がけで、イラク国内を右往左往する彼ら。
この嘘がいったい何人の若者の命を奪ったことか・・・。
暗澹たる思いを感じながら映画を観ました。
こういうことを、まだ、”遠い過去”にならないうちに、普通に映画にしてしまうのは、なんだかすごいですねぇ。
私は、こんな娯楽映画よりも、事実を徹底的に追求したドキュメンタリーを見たいです。
それにしても、ミラーが、命令以外のことを、自分の判断で、勝手にしてしまう所には、驚きました。
こんな事、出来るんでしょうか(^^;。
監督・ポール・グリーングラス、主演・マット・デイモンの、「ボーン」シリーズコンビの映画です。
だから、アクションは、激しく、揺れ動くカメラに、気持ちをしっかり保っていないと、酔ってしまいそうでした(^^;。
特に後半のアクションは、夜間。暗闇の中に時折閃光が走ったりして、目もくらみました(^^;。(2010,05,27)
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