消されたヘッドライン |
2009年 アメリカ・イギリス(STATE OF PLAY)
ミステリー・スリラー
<監督>ケヴィン・マクドナルド
<キャスト>ラッセル・クロウ , ベン・アフレック , レイチェル・マクアダムス , ヘレン・ミレン , ロビン・ライト・ペン , ジェフ・ダニエルズ , ジェイソン・ベイトマン
<ストーリー>
国会議員スティーヴン・コリンズ(ベン・アフレック)の事務所で働くソニア・ベーカー(マリア・セイヤー)が、地下鉄のホームから落ちて死亡した。彼女の死を知ったコリンズが、公共の場で涙を流したことから、彼とソニアの間に、不倫疑惑が持ち上がる。コリンズの大学時代の親友で、新聞記者のカル・マカフリー(ラッセル・クロウ)は、その事故と、自分が追っている事件との関連に気がつく・・・。
<感想>
イギリスBBC製作のTVシリーズのリメイクだそうです。
なるほど、2時間の映画としては、内容がぎっしり詰め込まれていました。
でも、それほど頭がこんがらがることもなく、整然と理解しつつ、面白く見ることが出来たのは、編集力の力でしょうか。
ラストまで、全くダレることがなかったです。
主演は、私の苦手なラッセル・クロウ。
しかも、記者役と言うことで、不摂生さを表現したのか、太っていて見苦しいーーー(^^;。
でも、そんなことも、見ているうちに、だんだんと気にならなくなりました(^^)。
それに引き替え、若手でやり手の代議士役のベン・アフレックの、スマートさダンディーさは、どうでしょう!
久しぶりに、ベンアフ、かっこいいと思いました。
これも、”デブデブ”ラッセル・クロウ効果でしょうか(^^)。
戦争も、金儲け・・・。
軍需産業については、今までにも、さんざん問題視されてきていましたが、
この映画の話は、それ以上に、衝撃的な話が交わされていて、びっくり。
そんな規模のお金が動いているなんて、なんだか背筋の寒くなるような話です。
こんなことに、関わり合ったら、命がいくつあっても、足りないぞーーーって感じでした。
中盤以降は、そんな怖さも、十分感じるスリリングな展開で、ドキドキしながら見ていました。
あの状態で、一人歩きとかしてしまう度胸は、すごいなぁ(^^)。
ラッセルの相棒となるweb記者役は、レイチェル・マクアダムス。
かわいらしい容姿なので、この役は似合わないのでは?と想像していましたが、
案外、新人女性記者として頑張っている姿は、似合っていてよかったと思いました。
編集長役のヘレン・ミレンも、スクープ絶対主義者だけれど、それは、新聞社の宿命だから仕方ないわけで、
その立場を保ちつつ、部下たちを信じる気骨も見せてくれて、小気味よかったです。
ラストまで目が離せない展開で、面白く見ることができたのですが、
この邦題は、だめですねぇ。
映画を見る前から、きっと何かがある・・・つまり、いつ”消される”のか??と、分かってしまって、残念でした。
もうちょっとデリカシーを持って、題名をつけてほしいです。(2010,07,11)
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