シネマチェックトップページ50音別indexカ行index 


奇術師フーディーニ 妖しき幻想      


2007年 イギリス・オーストラリア
ロマンス・スリラー   

<監督>ジリアン・アームストロング
<キャスト>キャサリン・ゼタ=ジョーンズ , ガイ・ピアース , ティモシー・スポール , シアーシャ・ローナン

<ストーリー>
危険な脱出術を売り物にして、世界中で大人気のマジシャン、フーディーニ(ガイ・ピアース)は、また、霊媒師のトリックを暴くことにも情熱を注いでいた。そんな彼が、いかさま霊媒師のメアリー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)と出会う・・・。

<感想>
実在したマジシャン、フーディーニの物語です。
フーディーニに関しての部分は、ほとんど実話に近い話のようですが、こんなロマンスも、実際にあったのか、なかったのか・・・??
彼の母への愛と、その死の悲しみ、そして、そこにロマンスを絡めて、華麗に豪華に描いた物語です。

ガイ・ピアーズの演じるフーディーニは、命がけのトリックに挑戦するマジシャンという、ストイックな感じが、よく表現されていて、鍛え上げられた肉体も、とても綺麗でした。

一方、困窮にあえいでいるメアリー親子の、霊媒ショーは、妖しげで、お色気ぷんぷんの、よくありげなインチキショー。
そんなメアリーを、私の好きなキャサリン・ゼダ・ジョーンズが、コミカルに軽やかに演じています。この時の彼女は、多少歳はとったとは言え、まだまだ綺麗なので、見れますね〜(*^o^*)。
そんなメアリーの一人娘をシアーシャ・ローナンが巧みに演じていました。

こんなステキなキャストなので、安心して見ていられたのですが、ただひとつ、こんなにもストイックなフィーディーニが、どうして、インチキ霊媒師のメアリーだけを、受け入れたのか。それは、”愛”故なのか。そのあたりが、ちょっと分かりにくかったのが、ちょっと残念でした。

あとで、フィーディーニのことを調べてみると、映画の中の彼は、ほぼ忠実に描かれているようで、そのことには、非常に満足できました。

このキャストで、日本未公開なのですが、私には面白かったです〜(笑)。(2013,11,17)



シネマチェックトップへ