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帰らざる河         |  
  
1954年 アメリカ (RIVER OF NO RETURN) 
アクション・アドベンチャー・ウエスタン   
  
<監督>オットー・プレミンジャー 
<キャスト>ロバート・ミッチャム,  マリリン・モンロー
  
<ストーリー> 
1875年、ゴールド・ラッシュに沸くアメリカの北西部の町に、マット・コールダー(ロバート・ミッチャム)が息子、マーク(トミー・レティグ)を探しにやってきた。マークを見つけたマットは、その後、自分の農場で、地道に農業を営むが、そこへ、マークと仲の良かった酒場の女ケイ(マリリン・モンロー)と、夫ハリー(ロリー・カルホーン)が、筏に乗ってやってくる・・・。
  
<感想> 
マリリン・モンロー出演の西部劇です。
  
酒場の女ケイを演じる彼女は、いつもながら妖艶で、いかにも彼女らしい。 
でも、一転して、激流を川下りするジーンズ姿の彼女は、たくましい・・・とまではいかないけれど、 
アクティブで、今までのイメージとは違って見えました。
  
ストーリーは、突っ込みを入れたくなるような所もありますが、最後には、すがすがしく見終えることが出来ます。
  
それにしても、この時代、西部の未開拓地域に生きるということは、並大抵のことではなかったのだなと改めて思いました。 
農作業もはもちろん自力、食べるものも、自分で作る、そして何より、自分たちの命さえ、自分たちで守るしかないのです。 
そんな状況で、銃も馬も、失ったら、なるほど、生きてゆかれませんね。
  
ただ、彼らの前に立ちはだかる最大の恐怖として、インディアンの存在があるのですが、 
この描き方が、何とも一方的で、今の時代では、考えられません。 
いったい、なんで彼らに命を狙われるのか。 
60年近く前の時代には、これが、インディアンの描き方としては、普通だったのでしょうかねぇ。
  
主人公のマット役は、ロバート・ミッチャム。 
あまりなじみのない俳優さんですが、“スリーピング・アイ”と称される眠たげな目のせいで、そんなに男前には、見えません(^^;。 
でも、ガタイは大きくて、荒々しい西部に生きるには、ぴったりの、頼れる男でした(^^)。 
ラストの有無を言わせぬ強引な態度は、案外女心をキュッと痺れさせるかも。 
今の時代、あんな男って、いないですからね(^^)。
  
マリリンは、細いにもかかわらず、メリハリのある体型は、すばらしい(^^)。 
さすが、”セックスシンボル”と、言われていただけのことはあります。 
有名なテーマ曲「帰らざる河」の他にも、何曲か歌っていますが、歌も情感があってうまいし、目が離せない魅力がありますね(^^)。 
しばらくこの名曲が、頭から離れなくなりました。(2012,02,25)
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