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奇談 キダン          |  
  
2005年 日本 ミステリー・サスペンス 
  
<監督>小松隆志  
<キャスト>藤澤恵麻  ,   阿部寛  
  
<ストーリー> 
1972年。大学院生の佐伯里美(藤澤恵麻)は、幼い頃、一時期住んでいた東北の村で、神隠しにあったことがあるのだが、その時の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。ある時、その当時の新聞記事を見つけて、彼女はその村に行ってみることにする・・・。
  
<感想> 
諸星大二郎のコミック「生命の木」が原作です。知る人ぞ知る、傑作コミックだそうです。 
私は、前知識無しで見始めたのですが、東北の隠れキリシタンからはじまって、神隠しや、隠れ里など、スケールの大きな話へとずんずん広がってゆくところが、とても意外で、驚異的で、とても面白かったです。 
原作は、短編なのだそうですが、豊かな発想の物語ですね〜。
  
映画の雰囲気も、なかなかいいのですが、私は、どうも、先日見た「ノロイ」が、頭をかすめてしまって、映画に集中できず、残念でした。あんな映画見なければ良かった(T_T)。 
それから、里美と一緒に神隠しにあった子供が、その当時のままの姿で現れたのに、「親はどうした?」と聞く前に、まだ子供だっていうことに、まず驚かないことに、こっちの方が驚いてしまいました。うむむ〜〜。
  
とはいえ、怒濤のごとくに盛り上がる驚きのラスト、そしてあの穴の中の見事な映像効果は、ひょえ〜と、感動しました。(2006,12,29)
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