鬼手（キシュ）　　　　　　 ２０１９年　韓国　（THE DIVINE MOVE 2: THE WRATHFUL） アクション・犯罪　　　　 ＜監督＞リ・ゴン ＜キャスト＞クォン・サンウ, キム・ヒウォン, キム・ソンギュン , ホ・ソンテ ＜ストーリー＞ 天涯孤独の少年グィスは、囲碁の才能を見込まれて、山寺で厳しい修行を重ね、囲碁の世界の最高峰を目指し、さらなる思惑も遂げようとする・・・。 ＜感想＞ 囲碁の世界で命を張って生きる若者の話でした。 ”鬼手”とは、囲碁・将棋などで、相手の意表をつくような奇抜な手のこと（Weblio国語辞典より）だそうで、将棋の藤井聡太氏が解説者をも驚かすような手を指す事がありますが、あれも鬼手だそうです。 本作は、囲碁とアクションを組み合わせたヒット作チョン・ウソン主演の「神の一手」のスピンオフ作品だそうですが、見てません(^_^;。 囲碁という静の勝負をする男が、ハードトレーニングを積む姿は、違和感しかありませんでしたが、 この映画の勝負師の世界では、生き残るためには、腕っ節も必須であるということです。 全編を通してまるで漫画の世界でした。 囲碁の代償にしても囲碁の仕掛けにしてもリアリティがなくて、ちょっと笑えるほどで、映画にノル事がとうとう出来ませんでした。 それに、あんな命がけの勝負をしているのに、バッグ一つの札束が一向に増える事がないのも効率悪すぎ。 まさに、命をかけた勝負師の世界では、そんな事は意味がないのでしょうか。 主演は、クォン・サンウ。 アクションも、コメディーもこなすベテランですが、この映画の彼の肉体は、すごかったです。 あそこまでの鍛錬を強いられる俳優さんって、ほんと大変ですね。(2022,05,30)