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キトキト!      


2006年 日本   

<監督>吉田康弘
<キャスト>石田卓也 , 平山あや , 伊藤歩 , 光石研 , 井川比佐志 , 大竹しのぶ

<ストーリー>
富山県高岡市に住む斎藤優介(石田卓也)は、幼い頃に父を亡くしたため、母親、智子(大竹しのぶ)に、女手一つで育てられた。仕事なら何でもやってきた気の強い母、智子。そんな母親に反発して、姉、美咲(平山あや)は、3年前に男を作って、家を出てしまった。優介も、高校を卒業することなく、ある日、友達(尾上寛之)と東京を目指す・・・。

<感想>
小さな体にみなぎるパワー?!の母親を力演しているのは、大竹しのぶ。
パワー全開の彼女は、あまりにもハチャメチャで、こんな人いる?!と思ってしまうほどですが、これは、監督の経験を反映させた物語とか・・・。すごいですね、やっぱり母親って・・・(^^)。

題名の”キトキト”とは、富山では、「生きがいい」の意味だそうです。本当に、生きがいいお母さん!!(^^)。

そして、ゆったりとした田舎から、刺激溢れる東京へ。この時の衝撃は、この映画の通りなんだろうなと思います(^^)。
上京したとたん、姉弟と共に水商売に手を染めるのは、あまりにも安易で、いかがなものかとも思うのですが、まあ、それが、学歴もなく、手に職もない若い男女が一番手っ取り早くお金を稼げる職種なわけで、しかたないかな。

彼らが、泥沼に落ちなかったのは、やはり、母親のパワーとオーラのおかげでしょうか。

大竹しのぶは、どんな役も、こなしてしまう、スーパー女優ですが、この映画の彼女も、元気いっぱいで、とても印象的でした。
石田卓也は、最近よく映画で顔を見ます。とぼけた感じと、純朴なイメージで、なかなかいいですね〜〜(^^)。

監督の吉田康弘は、弱冠27歳。大抜擢のようですが、そつのない映画作りだったと思います。(2008,06,05)



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