狩りの時間　　　　　　 ２０２０年　韓国　（TIME TO HUNT） サスペンス・犯罪　　　 ＜監督＞ユン・ソンヒョン ＜キャスト＞イ・ジェフン, アン・ジェホン, パク・ジョンミン, チェ・ウシク ＜ストーリー＞ 近未来のいつかの時代。金融不安に陥った韓国では、ウォンの価値がなくなり、人々は貧困に喘いでいた。刑務所から出所したジュンソク（イ・ジェフン）もあるはずの金を失い、仲間と共に、ヤクザが経営する賭博場襲撃の計画を立てるが・・・。 ＜感想＞ 最初、いつの時代なのが戸惑いましたが、それが架空の時代であることを確認してからは、ストーリーにすんなり入ってゆけました。 ヤバい関係者が経営している賭博場の襲撃は、手っ取り早く金を手にできるチャンス。 でも、それは、あまりにも危険な代償を伴っていたのです。 計画自体も甘すぎるかなと思いましたが、それは、若さと勢いで、一応成功したかのように見えるのですが、恐怖の影は、意外に早く近づいてきていたのでした・・・。 あんなことをしでかしたら、どんなことになるのかが、じわりと身にしみる映画でした。 ホラー映画よりも怖くて、目が離せませんでした。 そんな恐怖の中でも、仲間たちの身を案じ、助け合いながら逃げようとする彼ら。それは甘さゆえなのかもしれませんが、ほっと出来る瞬間でもありました。 そして、まるでターミネーターのような一匹狼の殺し屋、ハン。恐ろしい(T_T)。 彼の立ち位置が、イマイチ分からなかったのですが、それでも、最後までハラハラと手に汗握りながら見ていました。 続編も出来そうな終わり方だったので、それも楽しみです。(2023,08,07)