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黒衣の花嫁          |  
  
1968年 フランス・イタリア ミステリー
  
<監督>フランソワ・トリュフォー 
<キャスト>ジャンヌ・モロー  ,   ジャン=クロード・ブリアリ  
  
<ストーリー> 
独身男のブリス(クロード・リッシュ)を訪ねて、ある日、美しい女性(ジャンヌ・モロー)が訪ねてきた。ブリスは不在で会うこともなかったが、彼の家でパーティーが開かれた時に、再びその女性が現れ、ブリスをテラスに誘い、突き落としてしまう・・・。独身の銀行員、コラル(ミシェル・ブーケ)の元に、ある日、音楽会のチケットが送られてきた。心当たりはなかったが、さっそく出かけてみると、そこには、美しい女性が待っていた。次の日、コラルは、自分の家に彼女を招待するが、彼女は、彼のグラスに毒を仕込む・・・。
  
<感想> 
美しい女性が、次々と男性を殺してゆく復讐劇です。 
ほとんど表情を変えずに、淡々と、そして様々な方法で、男たちを殺していくジャンヌ・モローの姿は、鬼気迫るものがありました。 
彼女は、くっきりとした顔立ちで、目が据わっているので、なおさら怖さが際だちますね(^^;。
  
殺し方は、転落死や、毒殺など、それぞれ変えてあって、バリエーションが豊かでした。 
映画が古いこともあって、殺害方法にそれぞれつっこみどころがあり、彼女がシリアスに演じているのに、あまりハラハラドキドキはしませんでした。 
でも、後半は、ちょっとばかりひねってあって、なるほどなと思いつつ、ここでもまたつっこみを入れました(^^)。
  
中盤に、なぜ彼女が彼らを殺すのかが説明されます。 
それを見ると、彼女が復讐に走る気持ちも分かるような気がします。 
ただ、警察で捜査されて、それでも、分からなかったあの5人をよく彼女が見つけたなぁと、またまたつっこみを入れたくなりました。 
こういう話は、じっくりと小説で読んだ方がいいのかもしれません・・・。
  
ジャンヌ・モローは、終始怖い顔をしているので、あまり魅力的には感じられませんでした。この当時は、ああいう感じの女性がモテたのかなぁ。 
せめて、もう少し若い時の方が、モデル姿も素敵だったでしょうに・・・(^^;。(2007,09,24)
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