コレラの時代の愛          |  
  
2007年 アメリカ ロマンス    
  
<監督>マイク・ニューウェル 
<キャスト>ハビエル・バルデム ,   ジョヴァンナ・メッツォジョルノ ,   ベンジャミン・ブラット ,   カタリーナ・サンディノ・モレノ ,   ヘクター・エリゾンド ,   リーヴ・シュレイバー ,   アナ・クラウディア・タランコン ,   ローラ・ハリング ,   ジョン・レグイザモ 
  
<ストーリー> 
1897年、コロンビア・カルタヘナ。郵便局員のフロレンティーノ(ハビエル・バルデム)は、配達先の令嬢フェルミーナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)と出会い、恋に落ちる。しかし、彼女の父親(ジョン・レグイザモ)によって二人は引き裂かれ、やがて彼女は、医師フベナル(ベンジャミン・ブラット)と結婚してしまう。それを知ったフロンティーノは、絶望するが、彼女のことをいつまでも忘れることはなかった・・・。
  
<感想> 
ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの同名小説の映画化です。
  
どんな作家さんなのかな〜と思ってWikiで調べてみると、「百年の孤独」という本を発見。是非読んでみたくなりました。 
その他に、自身が、最高傑作だという「予告された殺人の記録」。 
これ、私、読んだ事あるじゃない〜〜?!(^^)。でも、だいぶ昔なので、すっかり内容を忘れているし・・・(^^;。本棚をひっくり返して探してみようかな。
  
とはいいつつも、今回見た彼の原作のこの映画は、あまり感動できるものではありませんでした。
  
題名を聞いて気になるのが、「コレラの時代」・・・。 
コレラは、コロンビアでは、19世紀後半から20世紀にかけて蔓延したそうです。 
今でこそ、有効な治療法もあり、衛生面を考えても、大流行はしないですが、当時は、きっと大問題だったことでしょう。 
死は、身分も、貧富も関係なく、すぐ隣に潜んでいたのだと思います。
  
そんな時代の愛の物語です。 
一目惚れした女性に手紙を書き続け、相手が結婚してもなお、恋いこがれる愛。
  
これだけならば、純愛っぽいのですが、 
ハビエル・バルデム演じるフロレンティーノは、 
彼女に対する愛の代替えとでも言うのか、多くの女性とベッドインするんですねーーー(^^;。 
その数、数百人・・・(^^;。 
しかも、その記録を綿々と書き続ける彼(^^;。 
これはただの日常、でも、彼女への愛だけは心からの本物・・・ということなのでしょうか。
  
それをハビエルが演じるのですが、それが少々気持が悪くて・・・(^^;。 
そう思い始めると、若い頃の彼も、まるでストーカーのようだし・・・(^^;。 
粘着質タイプですよねーーー(^^;
  
私なら御免こうむりたい感じです(^^;。
  
これが純愛だというのは、やはり男の視線なのかも。
  
ヒロインのジョヴァンナ・メッツォジョルノは、あまり華のない女優さんで、硬さの感じられる演技で、あまり魅力的に感じませんでした。 
ストーリー的にも、彼女の若いときの心変わりの経緯や、結婚生活での夫婦の葛藤、ラスト近くの彼に対する心の変化などを、もっと細やかに描いて欲しかったなと思いました。
  
彼女は、高齢になってからのヌードシーンがあるのですが、その特殊メイクのリアルなこと・・・(^^;。 
年相応で、それは見事な出来なのですが、女性としては、目を覆いたくなるシーンでございました(^^;。(2010,02,28)
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