喰女 -クイメ-         |  
  
2013年 日本 
ホラー・ロマンス    
  
<監督>三池崇史 
<キャスト>市川海老蔵	,  	柴咲コウ	,  	伊藤英明	,  	マイコ	,  	勝野洋	
  
<ストーリー> 
舞台で、四谷怪談を演じる長谷川浩介(市川海老蔵)、後藤美雪(柴咲コウ)などの俳優たちの実生活が、しだいに、舞台と重なり合い、悲劇へと向かう・・・。
  
<感想> 
日本ホラーの原点、「四谷怪談」をベースにした映画「喰女」を見てきました。 
やっぱり、夏は、怖い映画を見なくちゃね(*^o^*)。
  
「四谷怪談」を舞台で演じるため、俳優たちは稽古を続けていたが、彼らの実生活が、次第に、四谷怪談とリンクするようになる・・・というストーリーです。
  
舞台で主演を演じ、実生活でも恋人同士の浩介と美雪の仲は、舞台の稽古をするうちに、亀裂が出来、そこから、狂気の世界へと入り込んでゆきます。 
よくある男と女の間の出来事ですが、それに、四谷怪談が絡むことによって、さらにおどろおどろしい話しになっています。 
いったいどこからどこまでが現実で、どこからが、幻想の世界なのか、見ている方も、徐々にこの不条理劇に翻弄させられてゆくのでした。
  
劇中劇として表現される四谷怪談の舞台は、それはもう、とてもとても美しかったです。 
回り舞台を有効に使って場面展開も斬新でした、 
こんな舞台ならば、実際に見てみたいかも(*^o^*)。
  
市川海老蔵は、プレイボーイ役も、そして伊右衛門役もはまり役でした。 
歌舞伎役者なので、時代劇の舞台によく映えるし、プレイボーイの役もイメージぴったり(*^o^*)。 
彼自身が、企画に参加した作品らしいので、自分のそんなイメージを逆手にとって、うまく役を作り上げていったのでしょうか。作品にかける力の入れようが、うかがえました。
  
気になったのは、マイコが演じていたマネージャーの存在。とても訳ありっぽかったけれど、どんな真相が彼女にはあったのでしょうか。 
小道具の使い方や、メイクも、っと怖く出来るでしょうに、そのあたりがいまいちで、ホラーとしては、あんまり怖くなかったのが、ちょっと残念でした。(2014,08,25)
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