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暗くなるまで待って |
1967年 アメリカ スリラー・犯罪
<監督>テレンス・ヤング
<キャスト>オードリー・ヘプバーン , アラン・アーキン
<ストーリー>
麻薬の仕込まれた人形を、そうとは知らず、空港で受け取ってしまったサム(エフレム・ジンバリスト・Jr )。その人形を探して、男たちが、家に押しかけてくる。サムの妻、スージー(オードリー・ヘプバーン)が盲目であることを知った男たちは、彼女を騙して、人形を奪おうとするが・・・。
<感想>
冷蔵庫のシーンは、おぼろげながら子供の頃にTVで見た記憶があったのですが、あそこまで真っ暗になるとは驚きました。映画史上あんな真っ暗になる映画って、ないのではないかと思いますが、どうなんでしょう。本当にびっくりしました。
前半は、ちょっとややこしい話で、こんなややこしい話を作り上げなくても、もっと簡単に人形を探す方法はいくらでもあるはずなのにと思い、ちょっと苛つきましたが、スージーが、全てに気がついてからは、ハラハラドキドキして、とても面白かったです。
彼女の機転の早さに感心したり、絶望感に打ちひしがれたり、見ているだけで、彼女と一緒にオロオロしてしまいました。
それにしても、事故で盲目になって1年の彼女に、夫のサムは、ちょっと厳しすぎるのではと、同情しましたが、盲目の人が生きていくには、そのぐらいの厳しさが必要なのかもしれないですね。
元は、舞台劇だそうで、なるほど、彼女のあの家のシーンで、ほとんどが終結しています。舞台でも、舞台が暗転したりして、面白いのでしょうねぇ。
オードリーは、盲目の役なので、目にいつもの光がなく、ちょっと寂しい顔になっていましたが、その分、見事に、役を演じていたと思いました。(2006,09,05)
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