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吸血鬼 |
1967年 アメリカ・イギリス アドベンチャー・コメディー・ホラー
<監督>ロマン・ポランスキー
<キャスト>ロマン・ポランスキー , ジャック・マッゴーラン , シャロン・テート
<ストーリー>
吸血鬼退治の旅の途中のアブロンシウス教授(ジャック・マッゴーラン)は助手のアルフレッド(ロマン・ポランスキー)とともに、トランシルバニアの田舎町の宿に宿泊するが、ニンニクが天井からぶら下がる様子は、いかにも怪しい。そんなある晩、宿の娘サラ(シャロン・テート)の入浴シーンをのぞき見していたアルフレッドは、ついに、サラが吸血鬼にさらわれる瞬間を目撃する!
<感想>
ロマン・ポランスキー監督自身が出演する吸血鬼のコメディーです。
ですから、ホラーといっても、ちっとも怖くありません。
ただ、舞台設定は、本格的。不気味な夜道、ニンニクのぶら下がる宿屋、雪の中に立つ古い城、いかにも吸血鬼っぽい伯爵・・・。
吸血鬼を追うアブロンシウス教授が、いかにも吸血鬼研究をするような、世間離れしているところが、いい味のキャラクターになっています。
彼は、吸血鬼のことを熟知している故なのか、あまり吸血鬼を怖がっていないところが、なんともユーモラスなんですね〜。
その逆に、まだ精進し切れていない助手のアルフレッドが、普通に怖がっているのが、好対照で、面白かったです。
他にも、塔の窓で引っかかって動けなくなったり、台から飛び降りてズボンを穿いたり、細々としたところで、色々と笑わせてくれました。
監督自身が、出演しているというのも、面白いところです。しかも、共演が、この映画の後、監督と結婚したシャロン・テートなんですね〜。私はこの映画で、初めて彼女を見ましたが、美人ですね〜。ただ、残念なことに、この映画の後、彼女は、いわゆる「シャロン・テート事件」で、無惨にも惨殺されてしまいました。なんてことでしょう!(T_T)。
映画の方は、ラストにちゃんとオチがあって、最後まできっちり楽しませてくれました。ちょっとした息抜きにいかがでしょうか?(2006,11,10)
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