風とライオン　　　　　　 １９７５年　アメリカ　（THE WIND AND THE LION） アクション・アドベンチャー　　　 ＜監督＞ジョン・ミリアス ＜キャスト＞ ショーン・コネリー , キャンディス・バーゲン , ジョン・ヒューストン ＜ストーリー＞ モロッコの瀟洒な館に住むアメリカ人の一家を馬賊が襲い、女主人のイーデン（キャンディス・バーゲン）と二人の子供を誘拐して、リフ族の首長ライズリ（ショーン・コネリー）の元に連れてゆく。なんとか脱走しようとするイーデンたちだが、逆に、無法者たちに捕まり、危ういところをライズリが一人で助けに来るのだった・・・。 ＜感想＞ 有名な作品なので、一度見てみたいと思っていました。（実は昔見たことがあったのですが(^_^;） ４３年前の、アラブと西洋の国との関係を描いたハリウッド作品です。 冒頭、馬を巧みに操って、ヒロインたちを誘拐するシーンは、なかなかの圧巻でした。 細く、曲がりくねった道を疾走する人馬、そして、情け容赦のない殺戮。 誘拐された彼女たちが、どんなひどい目に合うのかと心配していたら、意外にも、紳士的な彼らなのでした。 それも、リーダーのライズリが目が光らせていたからこそでしょう。 当時のモロッコは、英仏独米スペイン各国が覇権を巡って大混乱だったそうです。 映画で描かれているリフ族の首長ライズリは実在し、この誘拐事件も実際にあったことだそうで、 砂漠を中心とした、壮大な物語となっていたました。 主演は、ジェームズ・ボンドを引退して数年のショーン・コネリー。 まだ、ぎらぎら感もある”渋い”とまではいかない頃の彼でした。 気が強くて、芯のあるヒロインを演じたキャンディス・バーゲンが素敵でしたが、 砂漠で乱れる髪型も、また気になったのでした(^_^)。(2018,11,18)