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彼とわたしの漂流日記           |  
  
2009年 韓国 
ロマンス・コメディー    
  
<監督>イ・ヘジュン 
<キャスト>
チョン・ジェヨン,  チョン・リョウォン
  
<ストーリー> 
韓国。人生に絶望したキム(チョン・ジェヨン)は、自殺しようと、漢江に身投げをするが、気がついた時には、漢江の中州の小さな島に漂着していた。街に戻ろうとするが、戻れず、呆然とたたずんでいた。一方、ソウルのマンションで、引きこもりの生活をしている女性(チョン・リョウォン)は、ある日、望遠カメラで、島で生活するキムを見つける・・・。
  
<感想> 
今年3本目の韓国映画です。 
一時、粗製濫造状態だった韓国映画も、最近は、いい映画がセレクトされて入ってくるようになったと感じます(^^)。
  
この映画は、題名から、どこか、南の島に漂流した男女の話かな〜と思っていたら、 
なんと漂着したのは、ソウル市内?の川の中州の無人島。 
ありそうで、なさそうな、または、なさそうで、ありそうな話で、この発想、面白いですね〜(^^)。
  
その島に流れ着いた彼が、元の生活に戻ろうと奮闘するところ、そして、それを諦めて、島の中で何とかして生きていこうとする姿が、コミカルに描かれています。 
ソウル市内で本格的なサバイバル!?面白い〜(^^)。
  
そんな彼を見つけるのが、引きこもり歴3年の女性。 
”引きこもり”ながら、自分の部屋の中で、自分なりのルールで、疑似社会生活を送る彼女。
  
こんなふうに、世の中からちょっとはみ出してしまった男女の関わりが、 
優しく、そして、コミカルに描かれています。
  
彼も彼女も、ちょっと手を伸ばせば届くところに、普通の生活があるのに、その一歩を踏み出せずに、自分の世界の中だけで生きている、そういう所は、共感・・・とまではいかなくても、理解できるような気がしました。
  
そんな彼らに転機をもたらすのが、韓国で、実際行われているある行事(?)。 
私は、ごく最近この存在を知ったばかりで、こんな事が行われているんだと、韓国の厳しい状況を改めて感じた一つの出来事でした。 
でも、この映画を見ると、悪い面ばかりじゃなかったりして?!と、ポジティブに感じられますね(^^)。
  
サバイバル生活をするキムの変貌と、引きこもりの彼女の泣き顔が印象的な、素敵な映画でしたよ(^^)。(2011,05,23)
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